「週刊GetNavi」Vol.57-1 「最新のAR」を実現するAppleのARKitAppleは毎年、iOSを秋にアップデートしている。当然ながら、その時期に登場する新しいiPhoneを想定してのものだ。iOSもかなり成熟しており、昔ほどアップデートに注目は集まりづらくなったように思う。だが、今年のiOSである「11」は、いままで以上に注目が集まりそうだ。理由は2つある。まず、iPad向けに機能アップが行われ、一般的なPCのようにファイルの操作が可能になること。そして、iPhoneを含む多くの機器に「AR(拡張現実、Augmented Reality)」の機能が搭載されることだ。 ARは、スマホなどのカメラで撮影した現実の世界にCGをうまく重ねることで、本来はそこにないものを描く、という手法のこと。画像合成と位置合わせの技術によって可能になる。 ARそのものは決して新しいものではない。2