エチオピア南部Damota Pulassaの食糧配給センターで撮影された、栄養失調の子ども(2008年6月10日撮影)。(c)AFP/IFRC/JOSE CENDON 【12月10日 AFP】国連食糧農業機関(United Nations Food and Agriculture Organisation、FAO)は9日、世界的な食糧危機によって、2008年に新たに約4000万人が慢性的な飢餓に陥り、世界の飢餓人口の推定が9億6000万人以上になったと発表した。 ジャック・ディウフ(Jacques Diouf)FAO事務局長は記者会見で、「(2005年以降の)食糧価格の高騰で7500万人が飢餓状態におかれた。この傾向が続いたことで、2008年には、さらに4000万人が飢餓状態に陥った」と述べた。 また、ディウフ事務局長は、2000年に採択され15年までの達成を目指しているミレニアム開発目標