「カトリック学校の過去・現在・未来」と題して講演した品田典子氏(日本カトリック学校連合会事務局長)=10月20日、真生会館(東京都新宿区)で 日本のカトリック学校は今、少子化や公立志向の増加という日本社会全体の傾向や、それまで学校を支えてきた司祭・修道者の高齢化や信徒教員の減少など、カトリック学校独自の課題も多く抱えている。そしてさらに、2020年の大学入試改革を含む戦後最大規模といわれる「教育改革」が迫っている。そうした中、カトリック教育界の現場で活躍する人たちを講師としたセミナーが開催された。 セミナーを主催したのは、カトリック社会問題研究所。同研究所は毎年、さまざまなテーマのセミナーを開催しており、今回で55回目。カトリックの学校教育については、過去にも何度か取り上げてきた。 今回のセミナーでは2日間にわたり計5つの講演が行われ、1日目には、日本のカトリック学校・幼稚園800以上が加