尺八という波に乗って新しい音楽の世界を開く〜尺八奏者・製作者 ジョン・海山・ネプチューンさん(1) (伝農 浩子=フリーライター) 邦楽界は、雅楽の篳篥(ひちりき/小型の縦笛)、津軽三味線、和太鼓など、折々にブームが起こり、新たな奏者やファンを増やして静かに広がっている。そんな中、ワールドミュージックが一躍世界を席巻した時期、日本の伝統楽器奏者には、この人、尺八奏者のジョン・海山・ネプチューンさんがいた。オリジナルの音楽はもちろん、特にジャズ・フュージョンの世界では、多くの有名ミュージシャンからも声がかかった。現在はさらにオリジナルの世界を追求している。サーフィンを愛し、尺八を愛するネプチューンさんが来日したのは、もう35年ほど前にもなる。 サーファーが目覚めた尺八の世界 ジョン・海山・ネプチューンさん (John Kaizan Neptune) 「サーフィンがしたくて太平洋