cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
ビジョン 生涯で1000以上もの作品を生みだした星新一。 その中には、理系的な発想力によってつくられた物語が数多くあります。 「理系文学」ともいえるそれらの作品は、文学としての価値のみならず、現実の科学をも強烈に刺激してきました。 すぐれた発想は、いまもまだ読み手の心をくすぐり、次なる発想を生みだしているのです。 今、日本に必要なのはこの圧倒的想像力。 我々は「理系文学」を土俵に、アイデアとその先にある物語を競う賞、 日経「星新一賞」を開催します。 「なんでもできたら」 第12回日経「星新一賞」開催にあたって 朝おきて、なんでもできるパワーが身についていたら、あなたは何をしますか。オリンピックに飛び入りし、交響曲を作曲し、迷宮入りの事件を解決。いや、いっそ、気候を修正して、地球を大掃除して、ついでに火星まで様子を見にいってみる? 「そんなことを考えてどうするのだ」と誰かにきかれたら、すかさ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 星新一のショート・ショートに『宣伝の時代』(新潮文庫『だれかさんの悪夢だれかさんの悪夢』に収録)という作品があります。1970年の作品です。描かれているのは、個人が自分の身体の「あらゆる反応」を広告媒体として売る世界です。 くしゃみのたびに、商品名を口にしてしまう 「あらゆる身体的反応」というのは、たとえば、電車内では、自分の「あくび」という行為を広告枠として売った中年の男が「あああ、疲労回復の栄養剤は強力ドミンが一番か…」と、あくびするたびに繰り返しています。別の青年は、くしゃみのあとで「風邪にはルキ錠だったな」とつぶやきます。こんな具合に、個人が自分自身を広告媒体として企業に提供する未来社会が描かれているのです。 他にも、誰かと握手するた
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