気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 私は中国に行くたびに子育てと仕事を上手に両立している中国人の女性に感心します。働いていても、子供の教育に一切手を抜かないからです。その熱心さは、教育費にかける支出の割合が非常に高いことからも分かります。 例えば、私の知人の唯一の楽しみは、大学生4年生になる息子の成長で、「卒業したらアメリカの大学院に進学させたい。そのためには、自分の給料のすべてを捧げてもいい」と言います。さらに「日本人の親は、給料のすべてを捧げてもいいとは考えないようだが、中国の親は皆そう考える」と言い切りました。 実際、彼女が突出して過保護なのではありません。「上海家庭教育最新発展白書」によると、18歳未満の子供を持つ家庭では、平均家庭総収入の23.6%が子供の教育のために