国の天才プログラマー発掘事業として知られる「未踏」の出身者が、続々と起業家として名乗りを上げている。未踏出身者3人で創業したニュースアプリのGunosy(グノシー)は昨年末に東証1部に上場。未上場で企業価値1000億円超の「ユニコーン企業」も出現した。若くして腕を見込まれた頭脳がスタートアップの世界に新風を吹き込んでいる。 ▼未踏事業 経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が推進してきた天才プログラマーを育てるプロジェクト。2000年度から始まり約1700人を輩出。ソフトウエアの専門家が「プロジェクトマネージャー」として徹底指導する。特に優れた人材は「スーパークリエータ」に認定される。