このほど、電子書籍の書誌情報を蓄積し、電子取次・電子書店への配信に利用する「共通書誌情報システム」を開発した。無償の同システムを利用することで出版社は、電子書籍の書誌情報を1カ所にまとめられ、作業・管理負担の軽減に繋げられる。 現在、各電子取次や電子書店によって書誌情報項目は様々だが、共通システムを提供することで利便性の向上を図る。利用出版社は同システムにアクセスし、各タイトルの書誌情報を随時、登録。取引のある電子取次や電子書店は、必要な情報をそこから抜き出す仕組み。 3月31日に申請書や利用規約の提供を始め、4月7日に受付を開始。システムの本稼働は5月12日を予定している。