2018年は、無線LANが大きく変わる年になる。無線LANのセキュリティ規格であるWPA(Wi-Fi Protected Access)の新版「WPA3」が2018年後半に公開されるからだ。現在広く使われているWPA2が策定されたのは2004年9月のこと。それ以来、14年ぶりの根本的な大改訂となる。
![脆弱なWPA2は消える、WPA3登場で進化する無線LANセキュリティ - 日経トレンディネット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c54cbbcf77e33976ae8d76ccb0ba6b6f0c79d658/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftrendy.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fpickup%2F15%2F1003590%2F020101561%2Ftop_m.jpg)
どんな製品でも、そこそこの価格で、実用に十分な機能・性能を備えるものが最もコストパフォーマンスが高い。僕だって、コストパフォーマンスが高い製品を高く評価する。だが、時には「それだけではつまらない」とばかりに必要もないのに時速200kmも出るスポーツカーを欲しがったり、フルHDと区別がつかないのに4K表示が可能なスマートフォンに心躍らせたりする。ある意味、無駄だったり非効率だったりすることもあるのだが、それでもほしいと思ってしまうのだ。 そこで、ソニーから登場した「ICD-TX800」である。リモコンで操作できるという超小型ステレオICレコーダーなのだが、誤解を恐れずに言うなら、この製品の「技術の無駄遣い感」がたまらない。ウェブの製品紹介ページには「さりげなく自然に録音できる新形状」と書かれている。 「いや、スマートフォンでもさりげなく録音できるだろう」などと言う人もいるかもしれないが、会議
画面●米アマゾン・ドット・コムは米英仏独などで既に「Kindle Unlimited」を月額9.99ドル(米国の場合)で提供している 出所:米アマゾン・ドット・コム 米アマゾン・ドット・コム日本法人が、電子書籍が定額で読み放題になる新サービスを開始するとの観測が広がっている。メディア業界専門誌の文化通信が6月27日に報じ、ほかの一部報道機関も後を追った。料金は月額1000円前後で、早ければ8月にも開始する意向だという。 電子書籍の定額サービスが、今まで日本になかったわけではない。例えばNTTソルマーレは、コミックを対象に月額780円(税抜き)から提供中だ。ヤフーも月額400円(税抜き)でコミックや書籍が読み放題の「Yahoo!ブックストア」を手掛ける。NTTドコモの「dマガジン」のように、最新号約160誌以上の雑誌を対象にしたものもある。 米国では100万タイトルが読み放題 アマゾン参入の
この記事は「日経PC21」2014年12月号(2014年10月24日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。 「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」が静かなブームになっている。手のひらに載る大きさながらパソコンとして使え、しかも価格は5000円ちょっとと格安。大人の電子工作を楽しんだり、子供にプログラミングを教えたりと、アイデア次第で用途は広がる。 40~50歳代の男性なら、子供の頃にラジオの組み立てキットなどの電子工作を楽しんだ経験がある人は多いだろう。1970年代に販売されていた「電子ブロック」(学研)は、電子工作に興味がある少年たちの羨望の的だった。そんなワクワク感を思い出させてくれるのが、超小型のボード型コンピューター「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」だ(図1)。
NTTドコモが2014年6月より提供を開始した新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」。その基本料金プラン「カケホーダイプラン/データプラン」の事前予約が開始から10日で120万を突破。非常に好調な滑り出しを見せている。事前の評判では、高くなるケースもあるとして不満の声も聞かれていた。では、一体なぜ、これほど好調なのだろうか。 新料金プランは「高すぎる」のに、予約数が120万を突破 NTTドコモが新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」を発表したのは2014年4月10日のこと。特に国内の固定・携帯電話向け通話がし放題となる基本料金プラン「カケホーダイ」が、世の中に大きな驚きを与えたことは記憶に新しい。 だが、日を追うにつれ「カケホーダイって、実は高いのでは?」という声も聞かれるようになった。その大きな理由としては、フィーチャーフォンで2200円、スマートフォンでは2700円という「カケホー
テレビチューナー非搭載のスマホやタブレットでテレビを視聴できるようになるファーウェイ製の「TV BOX」(7月発売予定、予想販売価格は1万円台前半)はかなりユニークな周辺機器だ。こちらもムーヴバンド同様、auやソフトバンクのユーザーでも利用できる。 Wi-Fi経由でテレビを視聴できるスマホ・タブレット対応のテレビチューナーはいくつかあるが、TV BOXはそれだけにとどまらない。 まず、フルセグやワンセグを視聴できるだけでなく、別売のmicroSDカードに録画も可能。それに加えて、スマホ・タブレット向けIPテレビ放送「NOTTV」も視聴できる(NOTTVの視聴にはNTTドコモの回線契約とNOTTVの契約が必要。モバキャス放送エリア内で視聴できる)。約3560mAhのバッテリーを内蔵しており、スマホを充電できる機能も備えている。iPhoneなら約1.5回分の充電が可能だ。
IT関連の話題としては珍しく一時は“ワイドショーネタ”にまでなった「Windows XPサポート切れ」問題も、ようやくひと段落ついたかのような印象がある。実際にはまだかなりのXPパソコンが残っていると思われるが、OSのライフサイクルとネットセキュリティーについて再認識するいい機会だったかもしれない。 筆者も外出先で使用する小型のノートパソコンとして、2006年秋に購入したXPマシン、「Let's note」を持っていた。個人用とはいえ仕事上重要な情報も入っているので、XPのまま使い続ける選択肢はありえないと考えた。しかしハードウエアはまだまだ安定しており、このまま捨てるのは忍びない。2011年の震災の時は、携帯電話が通じない中、出張先の空港で家族や友人との間をつなぐ唯一の連絡ツールとして活躍してくれたという思い入れもある。 なんとかこれを使い続けられないだろうか……。最初に考えたのはWin
NTTドコモは2014年4月10日に緊急会見を開き、国内のほとんどの通話が定額となる料金プラン「カケホーダイ」と、家族で通信量を分け合える「パケあえる」などを新たに導入すると発表した。従来の料金プランを大きく変え、勝負に出たNTTドコモだが、その狙いはどこにあるのだろうか。発表内容から確認してみよう。 相手を問わず国内通話が定額になる「カケホーダイ」 携帯電話キャリアの料金が高止まりしていることに対する議論が過熱している昨今だが、そうした中、NTTドコモは4月10日に突如新しい料金プランの発表をした。 同社が6月1日より提供開始すると発表した新料金プランは、「カケホーダイ&パケあえる」というものだ。これはその名の通り、国内の通話が定額でかけ放題になる「カケホーダイ」と、パケット定額サービスの通信量を、家族などでシェアし合える「パケあえる」から成り立っている。従来の料金プランとは大きく異なる
ソニーが2014年3月19日に発表した「MAP-S1」は、CDやFM/AMラジオ、インターネットラジオ機能に加えてハイレゾ音源のネットワーク再生にも対応するミニコンポだ。4月19日発売で、価格はオープン。予想実勢価格は6万5000円前後。 MAP-S1は同社が2013年10月に発売したHDD内蔵アンプ搭載ネットワークオーディオプレーヤー「HAP-S1」(実勢価格7万5800円)やUSB DAC(デジタル・アナログコンバーター)搭載アンプ「UDA-1」(同4万3800円)の兄弟モデルとなる。HAP-S1はHDD内蔵ネットワークオーディオプレーヤーに、UDA-1はUSB DACにアンプを搭載したもので、第3弾となるMAP-S1は一体型CDミニコンポをハイレゾ対応させたスタイルとなる。カラーはブラックとシルバーの2色で展開する。 MAP-S1に合わせて、ウッドキャビネットを用いて落ち着いたデザイ
2013年3月15日、マイクロソフトのWindows RT搭載タブレット「Surface RT」が日本でも発売された。これに合わせて日本マイクロソフトは発売記念レセプションを開催した。 Surface RTは10.6型液晶を搭載するタブレットで、CPUにARMアーキテクチャーのプロセッサーを搭載し、OSもARMプロセッサー向けのWindows RTを採用しているのが特徴だ。内蔵フラッシュメモリー容量の違いで2モデルあり、32GBモデルが4万9800円、64GBモデルが5万7800円。感圧式のキーボードカバー「Touch Cover」をセットにしたモデルもあり、こちらは32GBの本体+Touch Coverモデルが5万7800円、64GBの本体+Touch Coverモデルが6万5800円となっている。(関連記事) 「Surface RT」の利点は4つ レセプションには米マイクロソフトコーポ
ソニーが、Androidタブレット「Xperia Tablet Z」のWiFiモデルを、2013年4月13日から発売する。すでにLTE対応モデルがNTTドコモから発売されており、手軽なWiFiモデルの登場で、ユーザーにとっては選択の幅が広がることになる。 国内最軽量の約495gの筐体(きょうたい)には、ソニーならではの工夫がいっぱいだ。 細かなこだわりとソニーの技術を結集し最高峰のTabletを目指す気概を感じる スペックの詳細は他稿に譲るが(関連記事)、Xperia Tablet Zのウリは、1920×1200ドット表示に対応した10.1型液晶タッチパネルを採用した点にある。強化ガラスの裏面にタッチパネル機能を直接一体化させるとともに、液晶パネルとガラスの間の空気層を樹脂で埋めることで、薄型化を実現しながらも、光の反射を軽減。薄いディスプレイの構造はタッチ位置と検出のブレをなくす効果があ
「楽天市場」「アマゾン」「ヤフー! ショッピング」――。言うに及ばず、ネット通販の3強だ。「日経トレンディ」4月号(3月4日発売)の巻頭特集「楽天、アマゾン、ヤフーを使い倒す!」では、この3強を徹底分析。売られている商品の価格や配送の実態、ポイントで最も得できるサイトやため方など、3サイトを使い倒すテクニックを紹介している。この特集では、電子書籍端末のアマゾン「キンドル」と楽天「コボ」も比較。人気の7型タブレットと併せて、どの端末が最も“目に優しい”かを検証した。 ネット通販で火花を散らす楽天とアマゾン。もう一つの戦いの舞台が「電子書籍」だ。昨年7月に先行した楽天に対して、アマゾンは11月に電子ペーパーの「Kindle Paperwhite(キンドル ペーパーホワイト)」で追撃。12月には楽天が日本未発売のカラー液晶で、「Kindle Fire HD(キンドル ファイアHD)」を先んじて投
小さな書店は姿を消してしまったニューヨーク 2012年9月の時点で、最初のiPadの発売から2年半が経った。現時点では、当時危惧された電子書籍端末としてのiPadは、思ったほどは書店流通の脅威にはなっていないように見える。業界ではむしろ、本自体が売れなくなっていることの方がはるかに脅威だという認識が強いのではないだろうか。 一方で、楽天がカナダの電子書籍端末会社を買収して発売にこぎつけたkoboの登場や、アマゾンのキンドルの本格的な日本上陸など、周囲はあわただしい状況になり始めている。電子書籍がヒットするのはもはや時間の問題である。 私は本業であるコンサルティングの仕事を通じて、これから2年半後には、現在の状況は完全に逆転して、書籍は書店用ではなく電子端末用が主流になると予測している。この浸透スピードは、CDが音楽ダウンロードに置き換わるトレンドと同等か、それよりもやや速いというイメージで
先日、連載コラム「薄型テレビ“徹底”パワーアップ術」でソニー・コンピュータエンタテインメントが発売したデジタルチューナーとメディアサーバー機能を搭載する「nasne(ナスネ)」(実勢価格1万6980円)の魅力について迫ってみた。PlayStation 3と組み合わせることで、快適に録画&視聴ができるというものだ。 だがnasneの魅力は「PS3周辺機器」だけではない。家電AVネットワーク規格「DLNA」に対応しており、サーバーとして録画番組や動画・音楽・画像ファイルをDLNA対応機器に配信する機能を備えているのだ。 そこで今回は、スマートフォンやタブレットとDLNA対応テレビを使ってnasneを楽しむ方法を紹介しよう。
初めての出張先を訪れる場合に大変なのがホテル予約や食事などだ。そこで今回は、ホテルの宿泊予約や地図、天気予報、交通情報など、出張時に便利なアプリを紹介しよう。 14サイトの情報を横断検索できる「ホテル予約 旅比較ねっと」(無料)http://itunes.apple.com/jp/app/id393059669?mt=8 ホテルや旅館の宿泊プランを横断検索できる宿泊予約アプリ。「楽天トラベル」や「じゃらん」「一休.com」「JTB」など14サイトと公式提携しており、立地や価格帯などの条件でホテルや旅館を検索できる。 エリアや宿泊日、予算、食事の有無や「無料送迎あり」「駐車場あり」「15時前チェックイン」「露天風呂」「大浴場」「ネット接続可」「ジム」などの各種条件のほか、「訳ありプラン」「出張・ビジネスにお勧め」といったテーマでの絞り込みもできる。 旅行会社の選択もできるので、ポイントをため
楽天が7980円の電子書籍リーダー、「kobo Touch」を7月19日に発売する(関連記事)。アマゾンも6月下旬、近日中に「Kindle」を日本で発売すると発表した(関連記事)。 昨年2011年は「元年」と言われながらも一般ユーザーへの普及が進まなかった電子書籍ビジネス。だがネット通販の二大巨頭が本格参入することで、ブレイクへの道筋が開かれそうだ。 ただ既存の電子書籍ストアにとっては、アマゾン、楽天の参入は大きな脅威になる。各社はどう対抗しようとしているのか、戦略を追った。 格安書籍リーダーで「全面対決」するBookLive! アマゾンKindleや楽天kobo Touchに全面対決を挑む形になるのは、凸版印刷のグループ会社が運営するストア「BookLive!」だ。 BookLive!は2011年にオープン。パソコン、スマートフォン(iOS、Android、Windows Phone)、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く