「誰でもアプリを開発できる」をうたい文句に紹介されている「ローコード開発ツール」。業務システム開発のプロは、その実力をどう評価したのだろうか。 書籍『さわって学べるPower Platform ローコードアプリ開発ガイド』(日経BP)の執筆に当たり、大澤文孝氏と浅居尚氏の2人に、米マイクロソフトの「Power Platform」を使って社内部門向けアプリを開発してもらった。そこでの経験の範囲にはなるが、Power Platformに対するプロの本音を聞いた。(聞き手は、松山 貴之=技術プロダクツユニットクロスメディア編集部) 書籍向けのサンプルアプリとして、どこの会社でも便利で使えそうな「備品予約アプリ」を想定しています。これまで紙ベースで実施していた備品(いすなど)の貸し出し手続きを、スマホでできるようにするアプリで、複雑な機能はありませんが、実際に現場で使えるものを開発しています。大澤