獣医が本物のゴリラと間違って、ゴリラの格好をした動物園のスタッフに鎮静剤を打ち込んでしまうという出来事があった。 この一件は、スペインのテネリフェ島にあるロロ・パルケ動物園でのこと。同園に勤務する35歳のスタッフは、ゴリラが脱走した事態における緊急対策を演習中だった。 ところが常駐の獣医はその訓練のことを伝えられていなかったため、本物のゴリラが逃げ出したものと勘違い。180キロ相当のゴリラ用に用意された鎮静剤を、その男性の足へと打ち込んでしまったのだという。 同園は「ロロ・パルケは、ほかの動物園や自然動物公園同様に、定期的にこのような緊急時の訓練を行っています」「この対策は警備や応急処置を改善すると同時に、園内に勤務するスタッフを訓練する目的で施行されています」とコメントしている。
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