最近、オフィスでも家でもない中間的なスペースが出現してきた。こうした空間を本連載では“サードプレイス”と呼ぶことにする。ユビキタスなインフラとモバイルツールを活用して、いつでもどこでも仕事ができるようになったためか、それとも終身雇用が崩れて、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)ワーカーや独立した起業家が増加したせいなのか、おそらくそれらの要因が合わさって生じた現象だと考えられる。実はこのサードプレイス的な発想が、これからの社内オフィス機能を考えるうえで重要な要素になるのではないかと考えている。