前回までで、基本的なデータ型を拡張したメソッドを紹介してきた。今回からは、JavaScriptによる処理に関する拡張メソッドを紹介していこう。まずは配列、関数、イベントだ。説明に用いるPrototype.jsのバージョンは、本年1月にリリースされた1.6.0.2とする。 ただしメソッドの数が多く本稿ではその一部しか紹介できない。詳細はAPIリファレンスなどを参照していただきたい。また、省略可能な記述は[〜]で表す。 配列(Array)のメソッド Arrayに対する拡張メソッドは、それ自身のものだけでなく、要素の集合に対する操作を便利に行うEnumerableのメソッドも含むため、拡張メソッドの数が特に多い。そのためここでは、メソッド名だけでは、そのはたらきが分かりにくいものについて利用例を示す。 配列.compact() nullでない要素のみの配列を生成。 ['a', null, 'b'
Webページの表示パフォーマンスの向上は、Webデベロッパやフロントエンドプログラマにとって永遠の課題だ。ページの表示が速いかどうかは、ユーザの満足度に大きく影響する。リッチなUIや機能を実現しつつも、ページの表示は軽くしたい。 そこで重要になってくるのが、ページの読み込み速度を測定して分析してくれるツールの存在だ。Webページパフォーマンス計測ツールを使うことで定量的に状況を把握し、改善策を練ることができるというわけだ。Webページパフォーマンス計測ツールはいくつかあるが、最も導入が簡単で、かつ効果の高いもののひとつがYahoo! Developer Networkを通じて提供されているYSlowだ。執筆現在での最新版は0.9.2となっている。 YSlowはFirebugを活用しつつJavaScriptで開発されたWebページパフォーマンス計測ツール。Yahoo! Exceptional
Script.aculo.usは、Thomas Fuchs氏を中心とするチームにより開発されているJavaScriptライブラリだ。MITライセンスが採用されており、2005年から公開を始め、執筆時点では11月に公開されたバージョン1.8が最新版になる。本稿では、そのバージョン1.8を使って(連載継続中にバージョンアップした場合はそちらに変更する可能性がある)、同ライブラリの基本を6回にわたって紹介しよう。 なお、Script.aculo.usを扱ううえでの必須知識となるPrototype.jsの使用法については、連載『いまからはじめるPrototype.js』で解説しているので、そちらをご覧いただきたい。 Script.aculo.usの概要 Script.aculo.usはPrototype.jsをベースに動作するライブラリだが、Prototype.jsが1つのファイルにすべての機能を
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