The Apache Portals Jetspeed Teamは3日(米国時間)、Apache Jetspeedの最新版となる"Apache Jetspeed 2.1 final release"を公開したことを発表した。Apache JetspeedはApache License Version 2.0の下、Javaで開発されたオープンソースのポータルプラットフォーム/エンタープライズインフォメーションポータルプロダクト。JSR 168 Portlet Specificationに準拠しているほか、スタンダードコンポーネントを使って構築されたオープンアーキテクチャで、セキュリティポリシーなどの管理も行き届いている。 2.1における大きな特徴はより安定したコードベースを活用した新しいJetspeedポータルテクノロジが注入されている点にある。Web 2.0クライアントサイドアグリゲータ、
米国のとある調査によれば、企業では毎年60%以上の割合でデジタルデータ量が増加し続けているという。財務データや顧客情報などの定型的なデータやビジネス文書だけでなく、電子メールやインスタントメッセンジャーなどを通じて交わされるコミュニケーションの結果もデータとして蓄積されることを考えると、このデジタルデータ量は企業活動が生み出す情報量そのものに限りなく近い値と考えられる。 しかもこれらのデータは1箇所に蓄積されているとは限らない。例えば部門ごとに構築されたWebサイト/ファイルシステム/業務システムのほかにも、グループウェアのような情報共有系のシステムにも分散して蓄積されているのだ。 知的生産活動という行為の大部分が、情報を見つけだし取捨選択する作業の連続であるとすれば、この状況がどれほど非効率的なことであろうか。 システムごとに分散している情報を集約して、利用者が欲しい情報に直接アクセスで
これまで本連載では、企業情報ポータル(注1)が注目されている背景とその機能について解説してきた。今回は連載のまとめとして、「ポータル導入の成否を分けるポイント」を整理していこう。 ※注1: 一般に企業情報ポータル(Enterprise Information Portal)はEIPと略称されるが、本連載では概念としてのポータルと、ソフトウェアやツールとの違いを明確にするため、前者を「ポータル」、後者を「EIPツール」として記載する。 ポータル導入プロジェクトにおける成功とは、利用部門の支持を得ながら企業活動において不可欠なITインフラとして活用されている状態を指している。 逆にシステム的には稼動しているが、業務上利用されずに償却期間を待つだけのポータルは、失敗したポータルといってよい。当然、技術の検証や試行までは実施したものの、全社展開にまで至らなかったケースも含まれる。 これまでメディア
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