「認証処理の基本」では、どのようにすれば安全に認証処理を実装できるのか説明した。しかし、実際には認証処理を通ったあとに、その状態を持続する必要がある。ここでは認証の結果をどのようにして保存するか説明する。 認証状態を保存する方法としては、Cookieを利用する方法と、セッションを利用する方法の二つが一般的だ。セッションといっても、実際には内部でCookieを使っていたりする(使わない方法もある)のだが、ひとまず細かいことは気にしないでおこう。まずCookieを利用して認証状態を保存する方法を説明する。 Cookieを利用して認証状態を保存する一番シンプルな方法は、以下のようなコードとなる。 <?php $userid = isset($_POST['userid']) ? $_POST['userid'] : ''; $pwd = isset($_POST['pwd']) ? $_P