<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR> <1面からつづく> ◇「新人教育しないと」 「衆院選で308議席を獲得したが、真に政治をやれる人間が少ない。至急、教育していかないといかん」 民主党の小沢一郎幹事長は先週、親しい政界関係者にこう強調した。小沢氏の視線は、来夏の参院選だけでなく、すでに次期衆院選にも向かっている。同党は今月13日から、先の衆院選で初当選した議員を中心に新人研修会をスタートさせた。 小沢氏ら民主党幹部が新人教育に力を入れるのは、09年衆院選での自民党若手の惨敗が念頭にある。05年衆院選で大量当選した自民党若手、いわゆる「小泉チルドレン」の多くが再選を飾れず、自民下野の一因となった。 「皆さんが次の選挙で勝ってくれば、政権を維持できる。皆さんは我が党の命運を背負っている」。民主党の山岡賢次国対委員長は13日の新人研修会でこう力説した。 新人への思い入れは、研修会の欠席