自民党総裁選(27日投開票)では、小泉進次郎元環境相(43)が最多の国会議員の支持を受け、石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安保相(63)が党員・党友票では優勢とされる。この3人のうち、2人の決選投票になりそうだ。 そこで、3人のアキレス腱(けん)は何か、厳しい指摘をしてみよう。 まず、小泉氏は英語は上手だし社交性もあるから外交の舞台で嫌われはしないが、厳しい外交交渉をして国益を守れるかは疑問だ。首相を目指す前に外相など重要閣僚ポストを求めるべきだった。 「解雇規制の見直し」や「ライドシェアの全面解禁」「選択的夫婦別姓の導入」など、経済政策や社会政策も意欲は認めるが、本人がどこまで理解しているか大いに疑問だ。 10月解散とみられる次期衆院選は切り抜けられるだろうが、来年の米国の新政権の発足や、通常国会での論戦を経て、来年夏の参院選までメッキが剥がれないか心配だ。ただ、石破、高市両氏に比べ