排除されていない者は包括されている。 (ゲオルク・ジンメル) 社会学名言集第二弾はゲオルク・ジンメルです。社会学を学び始めた方ならすぐに耳にする社会学の巨匠ですが、今回とりあげた「名言」は、社会学者の先生でもあまり知られていないと思います。これもオルテガと同様わざと定番をはずしたわけではないのですが、この夏、【SOCIUS】と並行して書いていた論文の中心命題ですので、その流れで紹介したいと思います。なにせわたしは流れに逆らわないところがありまして、ただし自分自身の流れにですが(^_^)。 このことばはジンメルの名著『社会学――社会化の諸形式についての研究』(1908年)の中の「秘密と秘密結社」の章にあります。この章は従来『秘密の社会学』として知られていましたが、その訳者である居安正先生があらたに『社会学』の全訳という覇業を果たされ、昨年、白水社から刊行されました。上下全2巻の大冊です。
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■[政治]「民主主義よ、お前はもう、死んでいる」――グアンタナモ化した政治と敵対性の外部化について キューバのグアンタナモ米軍基地には、アルカイダとの関わりを疑われた数百人の人々が収容されています。彼らの多くは、裁判にかけられる予定もなく「無期限に収容」されています。また拷問が行われているという報告もあります。このようなことは、通常の法の枠内では正当化することが困難です。というわけで、アメリカではこのような収容が行われていいのかということが論争になっています。 ジジェクによれば、ある討論番組で、次のような収容擁護論があったそうです*1。いわく、「彼ら(囚人)は爆弾が当たらなかった者たちである」。つまり、彼らは米軍の正当な軍事活動の対象であったにもかかわらず偶然に生きのびたのだから、彼らを収容することに問題はない。どんな状態であるにせよ、死ぬよりはマシなはずだ。彼らは死ぬはずの者たちであった
少数派には名前がある(ベジタリアンをめぐって)。の続編と いいますか。逆の視点から おなじことを かきます。 多数派って、なあに。えーっと、社会のなかで 多数をしめる ひとたち? この社会に いっぱい いるひとたちのこと? 「ちょっと ずれたひとたち」以外ってこと? 自分が「ふつう」だと おもってしまえる ひとたちのこと? わたしが おもうに、多数派と少数派は、名前の あるなしで区別できる。少数派には名前がある。多数派には名前がない。これを ずばりと指摘したのが、アイデンティティの政治性を くわしく論じている 石川准(いしかわ・じゅん)さんだ。 障害者は、障害者というアイデンティティとか立場を引き受けるにせよ拒絶するにせよ、つねに「障害者」として振る舞わなければなりません。障害者というアイデンティティや立場から自由になろうとしても、それもまた障害者としての一つの「政治的な意味を帯びた」選択
2009/04/09(木)19:50ごろ、最後の修正・加筆をいたしました。 片山は、『週刊金曜日』も岩波書店出版物も買わないこと(ボイコット)にしています。 岩波文庫も古書店以外では買いません。 『世界』という雑誌そのものが「古本」なのです。 同時代と対決しない「言論」は、言論ではありません。 『世界』の校了は(岩波書店の社員ではないので知りませんが)、おそらく月の15日から20日の間くらいでしょう。 朝鮮共和国の人工衛星うちあげに対する迎撃の方針は、浜田靖一防衛相によって2009年3月3日には示されています(*1)。3月10日には、浅井基文氏の意見が毎日新聞に発表されています。 ですから、締め切りの問題ではないでしょう。 『世界』では、憲法破壊、戦争行為そのものである、この大問題について何ら問題にされていません。「4月8日発売」の5月号は、岡本厚編集長による「編集後記」で、わずかにふれて
ブログを始めて、もうすぐ3年になるのですが、始めて初めて、こんなにたくさんのアクセス数とブクマコメントをいただきました。わおー! ブクマ200とか超えちゃってますよー。わおー。「在日特権」という言葉をつかうと、これだけの人が集まってくるんですね。めっちゃ「特権」的な魅力のある言葉のようです。ハッキョのみなさんが読んだら、きっと、Fちゃん、なんかめちゃくちゃ書かれてる、だいじょーぶ?と心配されそうなので、だいじょーぶですよー、と言っておきますね。 いやー、日本の人口が約1億2千万人でしたっけ。でもって「在日韓国・朝鮮人」の人数が約60万人、つまり、日本の人口に対する「在日」の割合は。200:1になりますよね。それを思うと、わたしという「在日」のひとつの文章に対して、200人くらいのコメントがつくのは、まあまあ妥当な感じというところでしょうか。でもって、ざっと読むと「在日」に対して理解のあ
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