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ブックマーク / web.archive.org (9)

  • 宮台真司の恣意的な歴史認識

    1997年8月23日 朝まで生テレビ「誰のせいだ! ニッポン」を見た。 新聞のTV欄でタイトルを見て、フリートークの状況論をやるのだろう、例によって例の連中が出演するのだろうと想像した。 果たしてその通りだった。 司会は田原総一郎、レギュラー陣からは小沢遼子や舛添要一らが参加している。パネラー席片側に、彼ら年長世代の論客が並び、もう片側に「例の連中」が坐っている。 岡田斗司夫、宮崎哲弥、藤井良樹、切通理作といった「30代(「若手」)文化人」である。 「世代でくくられたくない」という云い方がぼくは嫌いである。くくられたかろうとなかろうと、「世代」というものは確かに存在するし、「世代」から自由であることは(とくに時代状況を語る「論客」といった人種にあってはなおのこと)難しいからである。 現に、彼ら30代論客たちは、彼らの世代独特の状況認識をおおよそ前提として共有した上で物事を論じている。彼らと

    mujige
    mujige 2009/05/11
    “30代論客たちの完成された物云いこそが、冷戦構造下、55年体制下の思考の最終形態なのだ”“「終わりなき日常を生きろ」はその喉元に、「ちゃんと働け」「大人になれ」「反抗するな」…を隠している。”
  • 論じる気がありません

    論争する気がありません 1997年8月25日 先日、宮台真司とその周辺の「30代文化人」を批判する論文を書いたら、「ちっとも論文の態をなしていない」「おまえは物事をきちんと論じる気がないんか」という批判をいただいた。どこからいただいたかというと、自分で出したのである。 自己批判に応じよう。 論じる気は、ない。 考えてもみよ。ぼくが宮台真司や浅羽通明や岡田斗司夫や宮崎哲弥や……といった30代論客たちに真正面から論争を挑んだとして、勝てると思うか? 勝てるわけがない。 ぼくの標榜する立場が間違っているから勝てないのではない。論争技術がないから勝てないのである。 それでは論争技術があれば勝てるのか? 勝てる。 ではなぜ技術を磨く努力をしないのか? 努力で技術が身につくわけではない。技術を身につけるために必要なのは「環境」である。 環境? しかり。こちらのレベルに見合ったほどよい論争相手が探せばい

  • IANFU INFORMATION PAGE

    このページは、従軍慰安婦問題に関して、インターネット上に氾濫する情報にできる限りリンクを張ることにより、訪れてくださった方々に思考材料を提供することを目的としたホームページです。 新コーナー:従軍慰安婦~当時を知る人々の証言~ ………一般公開情報更新09/15/97、限定公開情報更新12/01/97 パスワード請求された方で、2日経っても届かない方は再度請求してください。 また、パスワードを取得したにも関わらずうまく動かないという方も、連絡下さい。 証言集付属掲示板(随時更新) 旧会議室時代の全記録 会議室終了にあたって('97年4月~7月) ラーメン屋二郎氏への最後の呼びかけ(07/05/97配信) 会議室閉鎖中の「今後の予定について」に関して 成田氏の総括要請を受けて(1)国の責任、国家補償について ………補足:国際法解釈について 成田氏の総括要請を受けて(2)教科書問題に関して 成田

    mujige
    mujige 2009/05/09
    ねねさん覚えてますよ。
  • 「民主主義よ、お前はもう、死んでいる」――グアンタナモ化した政治と敵対性の外部化について - (元)登校拒否系

    ■[政治]「民主主義よ、お前はもう、死んでいる」――グアンタナモ化した政治と敵対性の外部化について キューバのグアンタナモ米軍基地には、アルカイダとの関わりを疑われた数百人の人々が収容されています。彼らの多くは、裁判にかけられる予定もなく「無期限に収容」されています。また拷問が行われているという報告もあります。このようなことは、通常の法の枠内では正当化することが困難です。というわけで、アメリカではこのような収容が行われていいのかということが論争になっています。 ジジェクによれば、ある討論番組で、次のような収容擁護論があったそうです*1。いわく、「彼ら(囚人)は爆弾が当たらなかった者たちである」。つまり、彼らは米軍の正当な軍事活動の対象であったにもかかわらず偶然に生きのびたのだから、彼らを収容することに問題はない。どんな状態であるにせよ、死ぬよりはマシなはずだ。彼らは死ぬはずの者たちであった

  • マガジン9条〜この人に聞きたい『C・ダグラス・ラミスさんに聞いた』(その1)〜

    070620up ダグラス・ラミスさんに聞いた(その1) 沖縄と9条と日米安保 「憲法9条は沖縄の敵である」そんなショッキングな言葉を、昨年沖縄の新聞で見つけました。 それは何を意味しているのでしょうか? 沖縄から発信を続けている政治学者のダグラス・ラミスさんにお聞きしました。 C・ダグラス・ラミス 1936年、サンフランシスコ生まれ。政治学者。元津田塾大学教授。著書に『憲法と戦争』(晶文社)『経済成長が無ければ私たちは豊かになれないのだろうか』『憲法は政府に対する命令である』(以上平凡社)『普通の国になりましょう』(大月書店)他多数 ダグラス・ラミスさんは、現在沖縄を拠点にして執筆や講演活動を続けてらっしゃいます。昨年の8月13日、「沖縄タイムス」のコラムにショッキングな言葉を見つけました。「憲法9条は、沖縄の敵なのである」。これは、村主道美学習院大学教授のことばを引用したものですが、同

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    mujige 2009/04/30
    (沖縄に基地があるのは)“日米安保があるから…。それを結んだのは沖縄の人たちじゃない。誰も沖縄の人に「安保条約を結んでいいか」と聞いたことはありません。すべてヤマトの人たちが決めた” 護憲運動の堕落。
  • 「対案についての思考」を禁止します - (元)登校拒否系

    ■[教育][反自由党]「対案についての思考」を禁止します 19:06 腹減ったなー。よし、一杯やるか。お! 白木屋があるじゃん。ここに入ろうぜ。と、誘ってるのに、「白木屋はイヤだ。白木屋以外がいい」という返事が返ってきたら、ムカつきますよね? 白木屋がダメなんだったら、じゃあどこがいいっていうんだ。他にもっといいところがあるのか。具体的な対案もないのに「白木屋以外がいい」って何事? 10秒以内に別のより良い候補を挙げなかったら白木屋に入っちゃうよ! と言いたくなります。 これに対して、「「対案を出せ」論法について」の前半でmojimojiさんが書かれているのはこういうことです。もちろんどの店にも入らないというわけにはいかない。けど、もし「白木屋はイヤだ」という批判を真摯に受け止めるのであれば、白木屋よりもマシな店を見つけるということは、白木屋を提案した側、白木屋に異議を唱える側、双方にとっ

  • [シリーズ:自由と強制と(無)責任の政治学](その2)「永遠の嘘をついてくれ」——「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット 後編

    ■[シリーズ:自由と強制と(無)責任の政治学](その2)「永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット 後編 23:26 (前編からの続きです。) サルトルは、アルジェリア革命の闘士フランツ・ファノンによる『地に呪われたる者』への序文で、フランス国人の植民地支配に対する責任について語っている。当時のアルジェリアは、フランスの植民地だった。アルジェリアでの、「コロン」と呼ばれるヨーロッパ人入植者の暴虐非道ぶりは、フランス国でも既に知られていた。サルトルは、フランス人読者に告げた。 ……「だが、おれたちは<国>[=フランス]にいるんだ、[アルジェリアでの]行き過ぎを非難しているんだ」。そのとおりだ。君たちはコロンではない。だが似たり寄ったりだ。彼らは君の先駆者[パイオニア]なのだ。君たちはコロンを海外に送り出し、コロンは君たちを金持にした。もっとも君たちは彼らに予

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    mujige 2009/04/08
    復活! 「永遠の嘘をついてくれ 下」
  • [シリーズ:自由と強制と(無)責任の政治学](その2)「永遠の嘘をついてくれ」——「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット 前編

    ■[シリーズ:自由と強制と(無)責任の政治学](その2)「永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット 前編 23:23 『メメント』のあるシーンにおいて、主人公のレナード(ガイ・ピアーズ)は、自らの記憶障害についてモーテルのフロント係に説明する。 レナード:私には障害(コンディション)があるんだ。 フロント係:障害? レナード:記憶がないんだよ。 フロント係:記憶喪失か? レナード:いや、違う。短期記憶がないんだ。自分が誰なのかということはわかっているし、自分のことなら何でも知っている。だがケガを負って以来、新たには何も記憶することができないんだ。何もかもが消え果ててしまう。長く話しすぎると、話がどう始まったのか忘れてしまう。私たち[=ピアーズとフロント係]が前に会ったことがあるかどうかもわからないし、次に会ってもこの会話は覚えていないだろう。だから私がヘンに見え

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    mujige 2009/04/08
    復活! 「永遠の嘘をついてくれ 上」
  • 反自由党のニート・ひきこもり・不登校政策

    ■[反自由党]反自由党のニートひきこもり・不登校政策 先日、「ニート・不登校・ひきこもり NEXT VISION FORUM」というイベントに参加させていただきました。以下は、その際にお話しするために用意していた原稿に、後から手を加えたものです。当日は想定していたようには早口でしゃべることができなかったので、かなり割愛しなければなりませんでした。 さきほど「バランス」ということが話題になりましたが、僕は今日バランスを取るつもりはありません。せっかく呼んでいただいたのですから、可能な限りの極論を申し上げるつもりです。バランスを求める方は、各自で取ってください。 ニートひきこもり当に存在するのか、いるとしてもそれは一般に抱かれているようなネガティブなイメージが当てはまるような人たちなのか、ということが争われています。しかし、これは果たして実りのある論争なのか、いささか疑問をもっています

    mujige
    mujige 2009/04/08
    復活!
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