韓国政府は11日、臨津江の水害は北側に責任があり、それは「国際慣習法に違反している」との見解を示し、全責任を北朝鮮になすりつける方針であることを明らかにした。 だが、これは臨津江水害は一言でいって韓国政府の「総体的不実」がもたらした人災であることが明白になり、政府に対する批判が強まる気配が見えるや、李明博政権が急遽事態の根本責任を北側にかぶせるために持ち出したものだと見られている。 それは朝・中・東(朝鮮・中央・東亜の三紙のこと)など守旧保守新聞が北側に対する政府の「微温的対応」を連日叱咤する中で、8日、政府が強硬な姿勢を取り始めたことからもわかる。 政府が姿勢を変えると途端にKBSが北側による「水攻めの可能性」を持ち出し歩調を合わせた。KBSが「(北側の)意図的挑発疑惑」の根拠としてあげたのは①慢性的電力難に喘ぐ北が電力生産と用水を放棄してまで水を放流するか」「秋の渇水期を前に4千万トン