日本郵便でまた、顧客に不利益となる保険の販売が発覚した。日本郵便が販売したアフラック生命保険のがん保険で二重払いや一時的な無保険が2018年5月からの1年間で約10万4000件に上ることが判明。日本郵便はアフラック側から二重払いを解消するシステムの導入を促されても対応しておらず、かんぽ生命保険の不正販売に続いてずさんな経営体質が改めて浮き彫りになった。 アフラックは08年から一部の郵便局でがん保険の販売を開始。13年に日本郵政と業務提携を結び、全国約2万の郵便局に販売網を広げた。日本での新規契約の25%が郵便局を通じた販売となっている。