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ブックマーク / interdisciplinary.hateblo.jp (64)

  • 《過剰診断という不利益が生じえる検査》は止めるべきか - Interdisciplinary

    はじめに 題で強調しているのは、下に引用する文に書かれていたものです。 福島の #甲状腺検査 は過剰診断という不利益が生じえる検査です。世界では無症状の人(症状とは甲状腺にしこりがある,嗄声)には推奨されない検査にかわりました。人生を変えることもある検査。検査するだけでなく、何か見つかった時どうするかまでが検査です。 pic.twitter.com/NQHneeHM4Q— こどもを甲状腺がんの過剰診断から守る医師の会 SaveChildrenOverdiagnosis (@MKoujyo) 2023年8月21日 福島の #甲状腺検査 は過剰診断という不利益が生じえる検査です。 この文章は、福島で実施されている甲状腺がん検診の実施に疑問を呈する流れで書かれています。つまり、甲状腺がん検診の再考、あるいはもっとはっきりと言えば、検診の実施に反対する理由として、 過剰診断という不利益が生じえる

    《過剰診断という不利益が生じえる検査》は止めるべきか - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2023/08/22
    検査を行うべきかは害と便益を比較して判断する必要があるため、どちらか片側を扱うだけでは不十分だということ。便益は検査による死亡率の改善など。便益が十分に高い場合や皆無である場合でなければ判断は難しい。
  • 室月淳氏による過剰診断を測る説明の誤り - Interdisciplinary

    産科医の室月淳氏が、過剰診断についてtwitterで発言していました。 甲状腺がんの過剰診断とは誤診ではありません。病理学的にはがんにまちがいないのですが、進行がきわめておそく生涯でまったく症状を示さないなどです。残念ながら個々のがんにおいて過剰診断と判断することはできません。検診をおこなう群とおこなわない群で生存率に差がなければ、それは過剰診断です— 室月淳Jun Murotsuki (@junmurot) 2022年5月24日 大部分は合っていますが、最後の所が完全に誤っています↓ 検診をおこなう群とおこなわない群で生存率に差がなければ、それは過剰診断です 室月氏は、検診する群としない群で生存率に差が無ければそれは過剰診断と説明しています。まず生存率(生存割合)とは、 着目している疾病に罹った人の内、一定期間でその疾病によって死亡した人の割合 を指す言葉です。室月氏は、それが検診群と非

    室月淳氏による過剰診断を測る説明の誤り - Interdisciplinary
  • 《過剰診断で無い》症例 - Interdisciplinary

    昨日の記事で言及した報道について。 もし、当該報道で紹介された、裁判における原告の1人の症例が、 甲状腺がんによる症状が発現して、それをきっかけに受診し甲状腺がんが発見された 事例なのであれば、それは原理上、 過剰診断(余剰発見)であり得ない と言えます。何故ならば、余剰発見(以降、余剰発見で揃える)は、無症状の時に見つけるのが必要条件だからです。 そこに着目して、こういう事例が余剰発見で無い例であるのを強調して、福島の検診に対し余剰発見と声高に叫ぶ人、を批難する向きもあります。 それは、 見つかったもののほぼ全ては余剰発見である 的な主張への反撃を企図したものでしょうけれど、実は的を外しています。と言うのは、見つかったもののほぼ全ては……と主張する人は、 分母を検診発見数にしている からです。検診で見つかった内の余剰発見の割合が高いと言っているのだから、検診で見つかっていない症例は、そも

    《過剰診断で無い》症例 - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2022/05/23
    どこまでも一筋縄ではいかない話。甲状腺がん検診が有効か無効・有害かのどちらの立場にせよ、相手側を論破すべき敵と見る気持ちが強いほど、自分に都合の良い/相手に都合の悪い解釈に惹かれてしまう様な気がする。
  • 応用問題──診断と余剰発見 - Interdisciplinary

    余剰発見の議論等について知っている事が前提です。 福島の検診では、細胞診は確定診断ではありません。手術しないと診断に至りません。 じゃあ、 余剰発見例は必ず過剰処置される と言ったほうが良いでしょうか。だって、余剰発見の必要条件は、確定診断される事であり、確定診断の必要条件は手術される事で、過剰処置の定義は、処置された余剰発見例なのですから。難しいですね。 確定診断では無くても、細胞診で悪性ないし悪性疑いと判定された例は、実質的に、がんと看做していると言えます。色々の議論でもそうですね。でも、実際には確定診断されていない。それをどう考えましょう。検診を受けた側としては、細胞診で陽性だった場合にがんであると認知するものでしょう。そりゃそうです。 これは、かなりシビアな問題です。診断とは、とか、医療を受ける側がどう捉えるか、とか、いくつも考えるべき事があります。悪性ないし悪性疑い例は確定診断さ

    応用問題──診断と余剰発見 - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2022/04/29
    シュレディンガーの余剰発見
  • がん検診や過剰診断議論の見通しを良くするための本を紹介 - Interdisciplinary

    元首相の5人が欧州委員会に送った書簡をきっかけに、福島における甲状腺がん検診まわりの議論が起こりました。 www.sankei.com この議論、被ばくによって甲状腺がんが多く発生しているのかとか、検診は良い効果をもたらすのかとか、検診によって起こる害はどのくらいなのか、など様々の論点が含まれており、一筋縄ではいかないものです。そして、その理解には疫学という学問の知識を得る事が必須であり、それを疎かにしては、建設的な議論は望めません。 記事では、これまで私が読んできたの中で、これを読んでいれば幾らか議論の見通しが良くなるのではないか、と思われた数冊を紹介します。なんか歯切れの悪い言いかたですが、そもそも疫学は簡単では無い学問で、を何冊か読んだ所で全体像が明らかにもなりませんので、そう書きました。 ────── 基礎から学ぶ 楽しい疫学 第4版 作者:中村 好一医学書院Amazon

    がん検診や過剰診断議論の見通しを良くするための本を紹介 - Interdisciplinary
  • 福島での甲状腺がん検診議論の整理 - Interdisciplinary

    福島における甲状腺がん検診の話。 被ばくによる流行vs過剰診断という図式は成り立たない 流行とは、ある地域において対象の疾病の罹患率が、通常より大きくなる事。過剰診断とは、症状発現しない疾病を発見する事。これらはそもそも文脈の異なる議論で用いられる概念だから、二項対立のように扱うものでは無い。 流行が起こっても過剰診断は否定されない 流行とは、平時よりも高い確率で疾病が発生する事しか指さないので、それが起こるのは、症状発現しない疾病が発生しないのを全く意味しない。当然、 過剰診断されるような疾病が流行する 症状発現するような疾病が流行する この両方があり得る。もちろんこれは、論理的に否定出来ないという意味であって、その蓋然性は知見によって評価・支持される必要がある。 転移や浸潤がある事は、過剰診断を否定しない 無症状時に発見したのであれば、その後の処置にて確認された転移・浸潤のある事は、過

    福島での甲状腺がん検診議論の整理 - Interdisciplinary
  • 線虫がん検査と、がん検査の性能の話 - Interdisciplinary

    経緯 線虫がん検査(登録商標:N-NOSE)が(悪い意味で)話題になっています。 大まかな流れとしては、 株式会社HIROTSUバイオサイエンスが開発したN-NOSEが精度86%などと謳っていた 上松医師や週刊文春が、N-NOSEの開発プロセスにおいて不正行為があったと疑義を呈した HIROTSUバイオサイエンスが報道に強く抗議した 上記のようなものです。 bunshun.jp www.youtube.com hbio.jp 不正の疑義 疑義の内容としては、 検体の種別について遮蔽がおこなわれていなかった 判定に広津代表による判断が入っていた 再現性に乏しい といったものです。もし明確な判定基準が無く判定員の勘に相当する部分が大きいのだとすれば、線虫が判定すると謳う部分が疑わしくなりますし、個人の判断で振り分けたのであれば、人為的に、性能を高いほうに不当に評価するというバイアスをかける事に

    線虫がん検査と、がん検査の性能の話 - Interdisciplinary
  • 書評『世論調査の真実』 - Interdisciplinary

    世論調査の真実 (日経プレミアシリーズ) 作者:鈴木 督久日経済新聞出版Amazon 社会調査のエキスパートである鈴木督久氏が力を入れて執筆したという話でしたので(鈴木氏のtwitter:鈴木督久 (@pollstok) | Twitter)、読んでみました。 端的に評すると、 とてもためになるである 世論調査の仕組みや理論的部分については、必ずしも解りやすいとは思えない このように感ぜられました。 まず、鈴木氏は実際に世論調査に携わっているかたですから、調査の手順や方法に関する具体的な所の記述が、とても参考になります。また、電話調査の一種であるRDDに関する説明をしたり、質問文の言葉の選びかた(社会調査におけるワーディング)を、マスコミは調査を用いて世論を誘導しているのでは という疑問を検討する文脈で説明していたりして、それらも興味深く読めます。RDDに対しては、時に的外れな批判や

    書評『世論調査の真実』 - Interdisciplinary
  • 福島の甲状腺がん検診の行方──『福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか』を読んで - Interdisciplinary

    福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか 作者:髙野徹,緑川早苗,大津留晶,菊池誠,児玉一八あけび書房Amazon 読みました。 タイトルから解るように、福島でおこなわれている甲状腺がん検診の現状について、発見されている甲状腺がんが過剰診断である事を指摘し、検診の見直しを提言する論調のです。 第4章、第5章が参考になりました。実際に福島の検診に携わっていた緑川・大津留の両氏によって、現場の様子や事業としての検査体制のあらましと変化などについて書かれています。ある種の内部批判にもなっており、当事者としてこのような文章を書くのは勇気が要ったろうと思います(書かれた経緯は、下にリンクを張るあとがきで説明してあります)。 もちろん、こういう、いわゆる述懐も含む文は、忘却や記憶の再構成、あるいは後から振り返る事による評価が入ってくるので、その分は差し引いておく必要はあると思います

    福島の甲状腺がん検診の行方──『福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか』を読んで - Interdisciplinary
  • ワクチンに関する周知 - Interdisciplinary

    ワクチン接種後の長期経過は不明だから不安になる事自体は、全く合理的な心理です。 COVID-19に対するワクチン群は、通常のワクチン開発と較べても凄まじい速さ早さで開発され、一般への介入に用いられるのですから、打ってから何年も経ったらどうなるのだろうと考えるのは、当然です。 だから専門家は、その部分、つまり、 長期経過が判っていない介入をおこなって良い根拠は何か という問いに答えなければならない訳です。 現状の所、臨床試験がおこなわれ効能が確認され、それが広く一般に用いられて効果が解ってきた、といった所です。いわゆるRWD(リアルワールドデータ)・RWE(リアルワールドエビデンス)が蓄積され、相当な効果のあるだろう事が言える、と。 対して、副作用(多義的ですが、狭めに取って、介入と因果関係にある有害事象としておきます)については、恐らくそれほど高頻度では無かろう、という感じでしょうか。ワク

    ワクチンに関する周知 - Interdisciplinary
  • 《ニセ科学を見抜く方法》はあるのか - Interdisciplinary

    ある。が、それは難しい というのが答え。 まずおさらい。ニセ科学とは何か。 科学のようで科学で無いもの の事。だから、ニセ科学を見抜く方法とは、 科学のようで科学で無いものを見分けられるか と言い換えられます。当然それには、科学とは何か、を知っていなければなりません。 科学の方法を大雑把に、単純化して書けば。 実験や観察、調査でもって研究しデータを集める データを処理して論文を書く 論文が審査(査読)されて雑誌等に載る 他の研究者も同じような研究をして確かめられる 分野の知見として確立される こういった流れです。ニセ科学を見抜くには、対象にしている言説が、上記のプロセスをクリアして認められたものであるかを、まず知っていなければなりません。 こう書くと簡単そうですが、まず、データの集めかたや処理のしかた、それをどう検討や考察していくか、といった所のルールを把握する必要があります。別にこれは、

    《ニセ科学を見抜く方法》はあるのか - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2021/06/08
    「特殊詐欺に騙されない方法」とも通じる所があり、これをやれば自分は絶対に騙されないと思ってしまうと盲点を突かれやすくなる。また利害の当事者になるほど判断が難しくなる。盲信せず慎重に距離を取るのは正解。
  • 《ニセ科学》という語 - Interdisciplinary

    note.com 気に入らない。というのは好悪も入るので、そう感ずる事についてはしようが無い、と思います。 ニセ科学の概念と議論に関して、私もそれなりに考えてきたので、リンク先の主張を検討しようと思います。 世の中に数多存在するトンデモを分類するにあたって、ニセ「科学」として、科学を特別に括ることに、実益はない。 ↑実益はないとありますが、量的評価はともかく、科学の観点から分類する事によって、科学を悪用(意図的か否かに拘らず)する主張に焦点を当て検討を促す事が出来る、というのが一つの意義です。たとえば、科学的に証明されたというようなフレーズが宣伝に用いられたとして、そこに虚偽が入り込んでいる可能性に目を向けさせる訳です。その検討に際しては、科学なる概念・意味の内容を把握する事が必要です。 倫理的にいいことだから嘘でもオッケーというのは、水伝、江戸しぐさあたりに共通の動機であるといえる。 ↑

    《ニセ科学》という語 - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2021/05/04
    ニセ科学批判の問題として認識されているのは、科学の正しさを棍棒にして他者を袋叩きにする行為であり、それは主にweb上というかtwitter上で顕著に見られるため、ニセ科学批判に限らないtwitterが抱える問題なのかも。
  • 良性腫瘍の余剰発見に至るプロセスと、ラベリング効果 - Interdisciplinary

    私が余剰発見の例としてちょくちょく採り上げるのが、肝血管腫です。 肝血管腫とは、血管の集まった良性の腫瘍で、健診(健康診査)における腹部エコーにて、結構高い割合で発見される(保有割合が高い)事が知られているようです。 文献によると、エコーを受けた100人に1人程度は発見されるくらい保有割合が高いそうですが、それによる症状が発現する事は、かなり少ないとあります。ですから、通常はそのまま経過観察となる事が多いと言います。 もしこの病気が発見されて、処置もせず症状が出ないまま他の原因で亡くなったとすれば、それは、肝血管腫の余剰発見(過剰診断)であると看做せます。また、肝血管腫は良性腫瘍ですので、もっと一般的な表現をとれば、良性腫瘍の余剰発見であるとも言えるでしょう。 良性腫瘍であり、症例がよく見つかる事、また、症状がほとんど出ないので、診断されても良性腫瘍が見つかったと認識出来、医師も、そこまで

    良性腫瘍の余剰発見に至るプロセスと、ラベリング効果 - Interdisciplinary
  • “「反反ワクチン派」の「医療クラスタ」” は “「心因性」という言葉を気のせい、詐病、大げさなどの意味で使って「全体の公衆衛生のために犠牲になってくれている少数の人」を侮辱” したのか? - Interdisciplinary

    はてなブックマーク経由で見かけました。 「反反ワクチン派」の「医療クラスタ」が「心因性」という言葉を気のせい、詐病、大げさなどの意味で使って「全体の公衆衛生のために犠牲になってくれている少数の人」を侮辱したのは忘れないラジよ。— PsycheRadio (@marxindo) 2021年2月6日 「反反ワクチン派」の「医療クラスタ」が「心因性」という言葉を気のせい、詐病、大げさなどの意味で使って「全体の公衆衛生のために犠牲になってくれている少数の人」を侮辱したのは忘れないラジよ。 ↑このかたの意見は、分解して検討すると、 反反ワクチン派の 医療クラスタが 心因性の語を 気のせい、詐病、大げさなどの意味で使い 「全体の公衆衛生のために犠牲になってくれている少数の人」を侮辱した このようです。上の2つは、何らかの性質によって括られた集団を指し、3番目と4番目は、用語を不適切な意味で用いたと批判

    “「反反ワクチン派」の「医療クラスタ」” は “「心因性」という言葉を気のせい、詐病、大げさなどの意味で使って「全体の公衆衛生のために犠牲になってくれている少数の人」を侮辱” したのか? - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2021/02/09
    批判的な文脈で使われる「医療クラスタ」という括りは、「医療関係者のtwitter発言にリプライを付けた人」もしくは「医療系の話題について話している人」ぐらいまで含めて使われているような気がする。
  • 《偽陽性》などの言葉について - Interdisciplinary

    www.sponichi.co.jp 体操の内村航平選手が先日、新型コロナウイルス感染症に対する検査を受けて陽性になりましたが、昨日、結局は偽陽性であった旨の発表がなされました。 この報道を受け、偽陽性なる語が、いくらか話題になっています。その中で、偽陽性の意味合いがきちんと理解されていない場合もあるように見受けられますので、簡単に説明をします。 ❓偽陽性って聞いた事無い。最近作られた言葉なのでは 違います。偽陽性(false positive)は、古くから、検査に関する議論の文脈で用いられてきたものです。 たとえば、古い文献を探すと、1928年に既に用例が見られます↓ www.jstage.jst.go.jp 斯る強き偽陽性反應を呈した血清 ただ、同じ語でも微妙に意味合いが変化していく事もあるので、なるべくはっきりと現代的な意味で用いられているもので探してみます。それでも、1950年代の

    《偽陽性》などの言葉について - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2020/11/01
    自分がしっかり理解しているつもりでも使われ方のブレが大きい言葉なので、相手がどういう意味で使っているのか、自分の言葉が相手にどの様に解釈されるのかが非常に分かりにくい。
  • 忽那賢志氏による血液型性格判断否定の説明について - Interdisciplinary

    2020年10月18日:改題しました。説明はコメント欄に書いてあります。 news.yahoo.co.jp ↑感染症専門医の忽那賢志による、血液型によって新型コロナウイルス感染症の罹りやすさや重症化のしやすさの程度に違いはあるか、という問いを検討した記事です。内容は、これまでの研究によって得られた知見が紹介されていて、興味深いものです。 ところが、題では無い部分において、科学の議論上で看過出来ない記述が見られます。それは、いわゆる血液型性格判断に関するものです。導入で、話の枕的に書かれています。引用しましょう。 日では血液型と性格との関連がよく言われます。 私はB型ですが、そのことを伝えると「ああーやっぱりねー」とよく言われます。「いや、何がやっぱりなんだよッ!」って思いますけどね。だって血液型によって性格が違うわけないじゃないですか。 テレビとかでも「血液型占い」とかあって、私なんか

    忽那賢志氏による血液型性格判断否定の説明について - Interdisciplinary
    mujisoshina
    mujisoshina 2020/10/18
    「血液型と性格には関係がないことは今さら説明するまでもない当たり前の既知のことだ」という固定観念があると、雑な説明でもスルーしてしまいがちである。
  • 相関と因果 - Interdisciplinary

    相関は必ずしも因果を意味しない www.youtube.com ヨビノリたくみ氏による動画。 マスメディアによる情報発信などを受け取る際の注意を促す、良い内容だと思います。○○をした人は△△が多かった(少なかった)、といった報道なりがあった時に、○○が△△を増やした(減らした)と短絡しないよう、敢えて立ち止まらせるようにするのは、とても大切です。 必ずしも 動画タイトルに、必ずしもと入っているのが、一つのポイントだと思います。おそらくですが、たくみ氏は、ここは慎重に表現しているのではないでしょうか。 同じ事を注意喚起する際の似た言い回しに、 相関(関係)は因果(関係)では無い のような表現もあります↓ "相関関係は因果関係ではない" - Google 検索 けれどもこの言いかた、ともすれば、相関と因果は排他的である(両立しない)と捉えられかねません。もちろん、前後の流れから読み取れる場合が

    相関と因果 - Interdisciplinary
  • 新型コロナウイルス感染症検査(RT-PCR)の特異度とがん検診の検査の特異度 - Interdisciplinary

    がん検診の特異度 胃がん88.5%、大腸がん96.7%、肺がん98.0%、乳がん93.5%、子宮頸がん83.5% PCR検査の特異度が99%と考え、PCR検査の拡充に反対している医師達はがん検診には当然反対ですよね?https://t.co/CUM2pPVtLT— たつはる獣医師、臨床検査技師のダブルライセンス (@tatsuharu2020) 2020年5月23日 PCR検査の特異度が99%と考え、PCR検査の拡充に反対している医師達はがん検診には当然反対ですよね? 新型コロナウイルス感染症を発見するための検査(RT-PCR法)を評価する際に特異度を99%と設定する意見に対して、がん検診で用いられる検査の特異度を持ち出し、がん検診には当然反対ですよね?と疑問を投げかけています。もちろん、反対ですよね?とは、反対しなければ意見として整合しないだろうとの含みがあるのでしょう。 私は、そもそも

    新型コロナウイルス感染症検査(RT-PCR)の特異度とがん検診の検査の特異度 - Interdisciplinary
  • 【メモ】オーバーシュート再び - Interdisciplinary

    新型コロナウイルス感染症まわりの話で、専門家会議によってオーバーシュートなる語が用いられ流布されましたが、いったいそれが何に由来する語なのか、疑問も呈されていました。 それに関連して、私は以前、感染症疫学方面での用例を調べてみました↓ この記事では、感染症疫学の論文等いくつかで使われている事から、そこから援用して、既存の用語(たとえば感染爆発)では捉え切れない現象を指すためにオーバーシュートを充てたのだろう、と推測しました。 そういう流れがあった訳ですが、今日、 ↑このサイト(日科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)のnote)内にあるQ&Aを見ていた所、 ↑このような個別Q&Aがありました。引用します。 4. これはサイエンスの質問ではないのですが、「オーバーシュート」は理論疫学では述語として使われているのでしょうか?" ここで質問者は、「オーバーシュート」は理論疫学では述語として使

    【メモ】オーバーシュート再び - Interdisciplinary
  • 牧田寛(BB45_Colorado)氏による検査性能の説明、について - Interdisciplinary

    牧田寛(BB45_Colorado)氏がtwitter上で、検査性能について説明していました↓ togetter.com 不正確な所や不明瞭な部分が散見されましたので、検討します。 要するに設計上の特異度は100%なのである。 但し、作業中の操作ミスによる検体へのコンタミ(汚染)はどうしても発生する。ヒューマンエラーはゼロにはできない。その為徹底した自動化も行われるが、完全では無い。 結果として特異度は99.995%〜99.95%が実績となるが、100%と扱って差し支えない。— Hiroshi Makita Ph.D. (@BB45_Colorado) 2020年5月12日 結果として特異度は99.995%〜99.95%が実績となるが、100%と扱って差し支えない。 ↑そもそも実績が、何に基づいて算出されたのか判然としませんが、それをひとまず措くにしても、100%と扱って差し支えない事はあ

    牧田寛(BB45_Colorado)氏による検査性能の説明、について - Interdisciplinary