クーデターを起こしたミャンマー国軍が、首都ネピドーで巨大な大理石の仏像の建立を進めている。高さは約19メートルで奈良の大仏を上回るという。仏教徒が約9割を占めるミャンマーで、国軍への反発を和らげる狙いとみられる。 【写真】報道陣の取材に応じるミャンマーで拘束されていた映像作家の久保田徹さん。帰国から5カ月が過ぎ、111日間の拘束の日々について改めて振り返った 仏像は、民主化指導者アウンサンスーチー氏が拘束されている刑務所から車で約10分の距離に建立される。国軍に近い財団などが資金を捻出して仏像を建てる計画は以前からあったが、ミンアウンフライン最高司令官の指揮のもと、クーデター翌月の2021年3月から工事が始まった。 国軍は建立の目的を「国家の平和と安定を確保し、国内外から巡礼者を集めて国家の発展に寄与するため」と説明。大理石の仏像では「世界最大になる」としている。 費用が約974万ドル(約
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