大阪吹田市の小学校で、女子児童が同級生らから1年半にわたっていじめを受けていた問題で、市の教育委員会が調査のための第三者委員会を設置する1か月も前に、警察が同級生らを児童相談所に通告していたことが分かりました。 教育委員会の対応の遅れが改めて問われるものとみられます。 これについて、警察がおととし6月に女子児童の保護者から被害届を受け、翌月、いじめに関わったとして同級生ら5人を児童相談所に通告していたことが捜査関係者への取材で分かりました。 児童の保護者は警察に被害届を出すよりも前に市の教育委員会に調査のための第三者委員会を設けるよう求めていましたが、教育委員会が第三者委員会の設置を決めたのは警察の通告のさらに1か月後で、対応の遅れが改めて問われるものとみられます。 これについて、吹田市の教育委員会は「警察の通告と第三者委員会の設置に直接の関連はないが、学校の調査と並行し、もう少し早い段階