JR西日本とスルッとKANSAI協議会は15日、ICカード乗車券を活用した新たな連携サービスの検討を開始すると発表した。これを受けて、JR西日本と京阪電気鉄道(京阪電車)は、IC連絡定期券のサービス開始で合意した。 ICカード乗車券を活用した新たな連携サービスは、JR西日本の「ICOCA」が持つプリペイド機能や定期券機能、スルッとKANSAIの「PiTaPa」が持つポストペイ機能など、双方の仕組みを活かしたサービスの連携を検討するというもの。その1つとして、1枚の定期券で異なる運輸機関をまたがって利用できる「連絡定期券」について、ICカード乗車券タイプを導入する。 IC連絡定期券のサービス開始で合意したJR西日本と京阪電車では現在、磁気式の連絡定期券のみを発売している。今回の合意を受けて、JR西日本は「ICOCA」を使ったJR西日本と京阪電車間のIC連絡定期券を2010年5月頃をめどに導入