吉田璋也がデザインした「パン切りナイフ」と「パン切り台」。愛用する山根窯の石原仁江さん(鳥取市青谷町)は「パンを切るだけだから手入れもしなくていいし、20年以上使っている」と話す 「生活のすべてを美しく」-。美の王国を作りたいとまい進する吉田璋也は器(陶芸)をはじめ木工、金工、染織、和紙など幅広い分野で民芸品をプロデュースする。せん抜き、パン切りナイフにパン切り台、筆立て付き水滴、コンセントプレート、襖(ふすま)の引き手にいたるまで。 自分の周りに見える物、使う物すべてを納得のいく美しい物で埋め尽くす勢い。“情熱家”だったに違いない。 牛ノ戸焼の筆立て付き水滴は、形が愛らしく、鳥取民芸美術館の陳列品の中でも特に目を引く。筆を日常使わなくなった現代では、一見用途不明。説明を聞くと、いつでも使えるよう筆先が乾かないように工夫されているという。 中国で使われていた真鍮(しんちゅう)の管から
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