冬至の22日ごろ、昭和記念公園(立川・昭島市)や高尾山頂(八王子市)などで富士山の山頂に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」が見頃を迎える。前後の10日間ほど楽しめ、人気の「富士見スポット」は写真愛好家らで連日にぎわっている。 「『富士見』の謎」(祥伝社)などの著書がある高校地理教師の田代博さんによると、昭和記念公園や高尾山から見ると、太陽の沈む位置は冬至に向けて富士山の右側から山頂へだんだん近づき、冬至を境にまた右側へ離れていくという。 この時期は沈む位置の変化が小さいため、27日ごろまで楽しめそう。太陽が富士山に沈む時刻は地点や日によって少しずつ異なるが、いずれも午後4時15分前後。その後は大みそかごろまで、富士山の右側斜面を太陽が転がるように、日ごとに位置を変えながら沈む「コロコロダイヤ」も望めるという。 昭和記念公園の人気スポットは、「花みどり文化センター」の屋上「浮游(ふゆう)の