「Rまでに関わった人はみんな死んでしまったが、S以降の人はまだ10人ほど存命だ」 とか書かれていると、なんだかミステリーでも読んでいるような気がするが、これはスウェーデン語の辞書の話だ。 すでに一ヶ月ほど前にAFP通信も配信し、世界中のメディアが報道しているが、最近出たダーゲンス・ニュヘテルがこの「スウェーデンアカデミーの辞典(SAOB)」の編集部を訪問した記事が面白かった。なんと編集部はルンドにあった。(辞書完成のニュースの概要はこちらでも) mainichi.jp 著名な建築家が1960年代に自宅としてルンドのお屋敷街(教授村という名前)に建てたモダニズム建築の建物に、スウェーデン・アカデミーの辞書編集室はある。1999年にこちらに移転してきた。 元マスター・ベッドルームがあった場所には、宇宙用語辞典から、カール・リンネの紀行本やレシピ本まで、約4000冊の本が並ぶ図書室として使われて