上村春樹・全柔連会長 全日本柔道連盟の上村春樹会長(62)が続投の意向であることがわかった。全柔連に相次いだ不祥事の責任を問われているが、国内外の柔道界では辞任を求める声は広がっていない。自ら全柔連改革にあたる意欲も強く、辞任する状況ではないと判断した。 上村会長は4月、助成金問題を調べる第三者委員会の中間報告を受け、「近く進退を明らかにしたい」と述べた。辞任する場合のめどとして6月11日の理事会を挙げ、柔道界の反応を見極めていた。全柔連内部では、上村氏を支持する声が根強いのが現状だ。 10日には、国際柔道連盟(IJF)のビゼール会長が東京都内での記者会見で「上村氏はクリーンな人柄で、100%続投を支持する」と表明。10月15日を期限に一連の不祥事の最終報告を求めた。上村会長は報道陣に「(進退を考える上で)一つの大きな要素になる」と語った。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくに