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ブックマーク / www.cinra.net (31)

  • 「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA

    メイン画像:©Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved. 小説『関心領域』を通例の文脈で「あの映画の原作」と紹介するのにはいささか抵抗がある。というのも、特に日では、公開当初から凄まじい訴求力を見せた映画版(ジョナサン・グレイザー監督)の存在感が大きく、隠喩に満ちたその内容の「解題」を求める意図で書を手にする人が多いと予測され、その場合、キャラ構築や舞台設定など多岐にわたる差異により、読者が面らうこと必至だからだ。 ありていにいえば『関心領域』とは、ナチス第三帝国に関する、ある「共通命題」を突く文芸作品と映像作品のユニット的名称である。双方、観念的な因果関

    「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA
  • ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA

    「原子爆弾の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画『オッペンハイマー』の日での劇場公開をめぐり、注目が集まっている。クリストファー・ノーランが脚・監督を務め、全米での封切り以降高い評価を受けているが、日では公開日が決まっておらず、10月28日時点で一切の宣伝がされていない。 日公開をめぐる現状はどうなっているのか。関係者への取材を通して得た情報や、作が公開されることの意義について、ライターの稲垣貴俊氏が執筆する。 2023年に世界的ヒットを記録した一映画が、日では劇場公開されないままとなってしまうかもしれない――。『ダークナイト』3部作などの人気監督クリストファー・ノーランによる最新作、「原子爆弾の父」こと理論物理学者のロバート・オッペンハイマーを描いた伝記映画『オッペンハイマー(原題)』が話題だ。 作はオッペンハイマーの学生時代から、原爆開発(マンハ

    ノーラン監督作『オッペンハイマー』日本公開の行方と意義 | CINRA
    mustelidae
    mustelidae 2023/10/28
    私は別に反発してない。早く公開して。
  • YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA

    いまから45年前、1978年にデビューしたYellow Magic Orchestra(YMO)は、翌1979年にアメリカの大手レーベル「A&M Records」から1stアルバムをリリースした。このUS版1stアルバムには、国内版1stアルバム(1978年)とは異なるミックスが施されたことに加え、独自の、非常に象徴的なアートワークも作成された。 扇子を手に、顔の半分を覆うほど大きなサングラスをかけ、頭からはメデューサを想起させるカラフルなケーブルが伸びた芸者……ジャケットに描かれた鮮烈なモチーフ「エレクトロニック・ファン・ガール」(通称・電線芸者)とともに、YMOは世界に広まっていくことになる。 そのエレクトロニック・ファン・ガールがあしらわれた金屏風が今年3月、音楽レーベル「U/M/A/A Inc.」の設立20周年プロジェクトTechnoByobu』の第1弾プロダクト「Electro

    YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA
  • 記事一覧 | CINRA

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  • 岡﨑乾二郎が日本の現代美術史を徹底解説、転機は1980年代だった | CINRA

    の現代美術にとって、1980年代とはどんな時代だったのか。観念的な1970年代、サブカルチャー的な表現が隆盛した1990年代といったイメージに比べると、その狭間の時代はどこか掴みづらい。しかしこの時代にこそ、現在の美術の源流があるのでは? そんな問いを掲げる『起点としての80年代』展が、金沢21世紀美術館で開催されている。 1980年代に格的に活動を始めた世代を中心に、19作家が出品。「時代」という切り口ゆえに実現した異質な作家たちの並びに、当時のシーンへの想像力が自然と膨らむ。 この展覧会の冒頭で、1981年に開催されたデビュー個展を再現しているのが造形作家の岡﨑乾二郎。岡﨑といえば、絵画から彫刻、建築、絵までを手がけ、旺盛な批評活動でも知られる現代の総合芸術家と呼ぶべき存在だ。今回は、金沢21世紀美術館館長・島敦彦にも同席してもらい、岡﨑に当時の関心や1980年代の美術がもたら

    岡﨑乾二郎が日本の現代美術史を徹底解説、転機は1980年代だった | CINRA
  • 中村佳穂という「歌」の探求者。魂の震えに従う音楽家の半生 | CINRA

    芸術の質とはなにか? その解釈は人によって様々だろうけど、僕はやはり「コミュニケーション」なのだと思う。芸術を通して自分を知り、芸術を介して人とつながり、それによってさらに深く自分を知ることにもなる。京都在住の音楽家、中村佳穂のこれまでの歩みを振り返ると、そんなことを改めて考えさせられる。 京都精華大学在学中に格的に音楽活動をスタートさせると、ソロ~デュオ~バンドと流動的な形態でライブ活動を展開。固定メンバーを決めずに、全国各地で出会ったミュージシャンを引き入れては、セッションを行ってきた。2016年に発表した1stアルバム『リピー塔がたつ』は高い評価を獲得し、同年『FUJI ROCK FESTIVAL』への出演も果たしている。 レミ街の荒木正比呂と深谷雄一、CRCK/LCKSの小西遼、吉田ヨウヘイgroupの西田修大らとともに制作された新作『AINOU』は、生演奏とプログラミングが有

    中村佳穂という「歌」の探求者。魂の震えに従う音楽家の半生 | CINRA
  • Perfume新アルバム『Future Pop』8月発売 特典に新曲PVやライブ映像 | CINRA

    Perfumeのニューアルバムの詳細が発表された。 ニューアルバムのタイトルは『Future Pop』となり、発売日は8月15日。“TOKYO GIRL”“If you wanna”“無限未来”といったシングル曲や、CMに起用されたカップリング曲、アルバムのために録り下ろされた新曲など全12曲が収められる。 完全生産限定盤に付属するBlu-rayおよびDVDには、新曲“Let Me Know”のPVや、シングル『TOKYO GIRL』『If you wanna』発売記念イベントの模様に加え、3月に東京・渋谷のNHKホールで開催された『「Perfume×TECHNOLOGY」 presents “Reframe”』から“FUSION”の映像を収録。また『Perfumeのただただラジオが好きだからレイディオ! 3』も収められる。通常盤の特典ディスクは、完全生産限定盤の特典映像から抜粋された内容

    Perfume新アルバム『Future Pop』8月発売 特典に新曲PVやライブ映像 | CINRA
  • 中田ヤスタカが、世界の音楽シーンから見た邦楽の今後を語る | CINRA

    中田ヤスタカが初のソロアルバム『Digital Native』を発表した。映画『何者』の主題歌“NANIMONO(feat.米津玄師)”や、“Crazy Crazy(feat.Charli XCX & Kyary Pamyu Pamyu)”、『ULTRA MUSIC FESTIVAL』の公式アンセム“Love Don't Lie(Uitra Music Festival Anthem)(feat.ROSII)”など、コラボレーションやタイアップ楽曲を数多く含んだ内容は、いわゆる「作品集」のように見えなくもない。しかし、作の背景には中田が常々語っていた「もっと作り手にスポットが当たってほしい」という強い想いがあり、能動的に「今作りたくて作った」という、正真正銘のソロアルバムだと言っていい。 そして、非常に印象的なのが『Digital Native』というタイトルだ。現在38歳の中田はもちろ

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  • Perfume支えるテクノロジーに迫るNHK特番 案内人に真鍋大度&ムロツヨシ | CINRA

    特別番組『Perfume × Technology 2017』が、12月21日にNHK総合で放送される。 ライブや『NHK紅白歌合戦』などで最新のテクノロジーを駆使したパフォーマンスを披露しているPerfume。『Perfume × Technology 2017』は彼女たちのステージの舞台裏や演出を支えるテクノロジーに迫る番組だ。 案内役はPerfumeに加え、Perfumeと長年タッグ組んでいるライゾマティクスの真鍋大度、東京理科大学で真鍋の同級生だったというムロツヨシ。『NHK紅白歌合戦』や真鍋が参加したリオデジャネイロオリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニーを例に挙げながら、演出に隠されたテクノロジーを解説していく。また12月31日に迫る今年の『NHK紅白歌合戦』で披露されるPerfumeのステージの準備の模様も紹介される。

    Perfume支えるテクノロジーに迫るNHK特番 案内人に真鍋大度&ムロツヨシ | CINRA
  • 女王蜂アヴちゃん×MIKIKO対談 「人」の力を信じる表現者たち | CINRA

    女王蜂、5枚目のフルアルバム『Q』。このアルバムについて、筆者はバンドのフロントマンであるアヴちゃんにこんな言葉を投げかけてみた。「このアルバムを的確にレビューするとしたら、音の構造を綿密に捉えるか、あるいは、もはや書き手が自分の人生を書くしかないような気がします」。すると、アヴちゃんはこう答えた。「私が読みたいのは後者。それが『Q』に対するアンサーだと思う」。 筆者は職業柄、「書く」という言葉を使ったが、これは「生きる」と言い換えてもいいかもしれない。このアルバムは、このアルバムを聴いた全ての人が、自分の人生を生き抜くことで完成するアルバムだ。 今回、CINRA.NETではPerfumeやBABYMETAL、星野源といったアーティストたちの舞台演出や振り付け、あるいはリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックの閉会式で行われたフラッグハンドオーバーセレモニーの、総合演出と演舞振付なども

    女王蜂アヴちゃん×MIKIKO対談 「人」の力を信じる表現者たち | CINRA
  • 新海誠の軌跡辿る『新海誠展』 国立新美術館や故郷・長野など全国開催 | CINRA

    新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』が、6月3日から静岡・三島の大岡信ことば館、9月から長野・小海町高原美術館、11月から東京・六木の国立新美術館ほか全国で開催される。 2002年に短編アニメーション『ほしのこえ』で商業デビューを果たした新海誠。昨年公開された『君の名は。』は245億円を超える興行収入を記録し、『第20回文化庁メディア芸術祭』アニメーション部門の大賞に選出された。 新海のデビュー15周年を記念する同展では、新海の創作の軌跡を作品と絵コンテや、設定、作画、美術、映像資料を通して紹介。『ほしのこえ』から2004年の初長編作『雲のむこう、約束の場所』や『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』、最新作の『君の名は。』までを網羅し、新海の作品の魅力に迫る。 なお会場の1つである小海町高原美術館が位置する長野・南佐久郡小海町は新海の出生地。同展は、大

    新海誠の軌跡辿る『新海誠展』 国立新美術館や故郷・長野など全国開催 | CINRA
  • 来日中のビョークが語る本音「今の時代の変化を歓迎しているの」 | CINRA

    6月29日から日科学未来館で開催されるVR(バーチャルリアリティー)音楽体験展示プロジェクト『Björk Digital―音楽VR・18日間の実験』のために来日しているビョークに、対面で直接話を訊く貴重な機会を得ることができた。 真っ赤なボディースーツに真っ赤なフワフワした飾りのついた普段着(!)に身を包み、筆者が座っていたソファーの端にちょんと腰掛けた、相変わらず妖精のような容姿と仕草のビョーク。その周囲には、非現実的な空気が漂っていたが、いざ話を始めると極めて現実的で具体的。恐ろしいほどの頭の回転の速さと率直さで、筆者の質問にすべて答えてくれた。その会話の内容は、今回の展示『Björk Digital』と、そのベースとなった昨年のアルバム『Vulnicura』の話にとどまらず、自身のキャリアを総括するような音楽論から、2016年の音楽シーンの話まで多岐にわたった。 アーティストとい

    来日中のビョークが語る本音「今の時代の変化を歓迎しているの」 | CINRA
  • ヴィレヴァン下北沢店名物バイヤー・金田の語る成功論と怒りとは | CINRA

    2016.04.15 Fri Sponsored by 『30th Village Vanguard presents V.V.Rocks ~Sing Your Song!2016~』 「音楽を売る」ということは、今の時代、果たしてどういうことなのか。Perfumeや水曜日のカンパネラなどをブレイク前からいち早く応援し、単に商品を並べるだけでなく、限定盤を企画するなど独自の展開を行ってきたヴィレッジヴァンガード下北沢店の名物バイヤー、金田謙太郎。数々のカバー企画盤の制作も手掛けてきた音楽業界の仕掛け人の一人だ。彼への取材は、そんなことを改めて問い直すようなインタビューになった。 「遊べる屋」というキャッチコピーのもと、や雑貨など雑多な商品を所狭しと並べる個性的な店構えを魅力にしてきたヴィレッジヴァンガード。特に下北沢店は音楽の新しいムーブメントを発信する拠点として注目を浴びてきた。 そ

    ヴィレヴァン下北沢店名物バイヤー・金田の語る成功論と怒りとは | CINRA
  • 志村けんがPerfumeの稽古場訪問で大興奮、NHKで異色対談 | CINRA

    Perfumeと志村けんが、11月14日にNHK Eテレで放送されるインタビュー番組『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』に出演する。 Perfumeの大ファンだという志村の指名によって実現した今回の組み合わせ。番組では、Perfumeがデビュー前から使っている稽古場を志村が訪問し、3人のダンスを目にして興奮する様子、Perfume仕様のダンス用ハイヒールを試着する志村の姿が捉えられている。 トークでは、Perfumeが中学2年生時に始めたというビラ配りについて、グループ名の表記がひらがなだった理由、髪型を変えない理由、さらに個性を否定した歌い方でブレイクしたことに対する当時の葛藤といった裏話を披露。一方の志村は、厳格な家庭で育った少年時代や、結婚しない理由、「ひとみばあさん」「バカ殿様」「変なおじさん」などのキャラクターの誕生秘話を語る。 収録中にかしゆかは、「以前、楽屋にあいさつ

    志村けんがPerfumeの稽古場訪問で大興奮、NHKで異色対談 | CINRA
  • シティボーイズが語る「歳をとったコメディアンは、もはや老害」 | CINRA

    大竹まこと、きたろう、斉木しげるから成るシティボーイズは、後世に多大なる影響を与えながらも、若手が簡単には真似できないオリジナルな世界を体現してきた、唯一無二のコントユニットだ。例えば『キングオブコント』のような番組を見ると、シティボーイズから触発されたであろう部分が散見されると同時に、未だに誰も彼らと同じ地平には立てていないことが分かる。そのナンセンスでシュールな芸風は他の追随を許さなかったのである。 そんな彼らが五反田団主宰の前田司郎を作・演出に迎えた公演『シティボーイズ ファイナルpart.1「燃えるゴミ」』のDVDが、10月28日に発売される。公演名に「ファイナル」と銘打ち、ひとつの区切りを迎えた彼らの足跡を、三人の発言を交えながら振り返ってみよう。 演劇につまらなさを感じ、コントの世界に飛び込んだ シティボーイズの結成は1979年。当初、彼らは劇団「表現劇場」の一員として、俳優の

    シティボーイズが語る「歳をとったコメディアンは、もはや老害」 | CINRA
    mustelidae
    mustelidae 2015/10/27
    この人たちは大丈夫な人たちだが寄席芸のボーイズにはやばい人らいっぱい
  • RHYMESTERがもの申す 「ダサい」方向に進む現状に異議アリ | CINRA

    「美しく生きる」ということ。 それが、結成26年目を迎え新たな挑戦へと踏み出したRHYMESTERが新作で向き合った大きなテーマだ。しかもそれは、単なるライフスタイルの提示ではない。「丁寧に暮らす」みたいなことじゃない。「正しさ」への信奉が不寛容や狭量さに転じる社会の趨勢に対してのアンチテーゼとして打ち出されている。わかりやすく言うならば、戦争に向かう風潮をどう止めるか。プロテストソングとしてのヒップホップが鳴らされている。 レーベル移籍、過去最長の制作期間を経て、通算10枚目のアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』を完成させた彼ら。トラックメイカーには近作を支えてきたBACHLOGICに加え、新世代のヒップホップシーンを支えるPUNPEE、長い付き合いだが実は初の共作となるKREVAが参加。コンセプチュアルな全14曲に「ほろ苦く、しかしだからこそ美しい」人生の様々

    RHYMESTERがもの申す 「ダサい」方向に進む現状に異議アリ | CINRA
    mustelidae
    mustelidae 2015/07/31
    「美しい国日本」なんていうどうしようもない言葉もあるからね。それじゃねえんだよ、ってことを誤解なく伝えるための苦労なんかもあったんじゃないかと思う。
  • ライゾマティクスが「グラフィックデザインの死角」に迫る展示、田中一光作品の解析も | CINRA

    企画展『ライゾマティクス グラフィックデザインの死角』が、6月5日から東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。 2006年に設立された株式会社ライゾマティクスは、デザイン、アート、建築、数学、工学など、様々なバックグラウンドのクリエイター、エンジニアで構成されるプロダクション。斉藤精一、真鍋大度、千葉秀憲らが在籍し、ウェブデザイン、インタラクティブデザイン、グラフィックデザイン、内装・建築など多様な分野で活動している。 同展は、感覚的で抽象的な工程を明確に言語化すること目指しているというライゾマティクスのグラフィックデザインをテーマにした展覧会。2002年に逝去した田中一光のポスター作品の解析といった独自の手法を通して、ライゾマティクスが新たなグラフィックデザインのプロセスやグラフィックデザインの「死角」に迫る内容になるという。なお、会期中にはギャラリートークも予定されて

    ライゾマティクスが「グラフィックデザインの死角」に迫る展示、田中一光作品の解析も | CINRA
  • 椹木野衣による600ページ超の評論集『後美術論』、混沌から新たな芸術批評を探る試み | CINRA

    椹木野衣の著書『後美術論』が、2月27日に刊行される。 同書は、2010年11月号から『美術手帖』に連載されている椹木の評論『後美術論』から、14回分を収めたもの。「後美術」とは、美術や音楽といった既成のジャンルを取り払い、ジャンルが生まれる前の混沌から新しい芸術の批評を探る試みだという。600ページを超えるボリュームとなる同書では、ジョン・レノンとオノ・ヨーコを、ポピュラー音楽と前衛芸術の枠組みを外して「音楽と美術の結婚」というテーマで論じるなど、様々なミュージシャンとアーティストを1つの章で読み解いていく。 評論の対象として取り上げられている「後美術家」たちの組み合わせは、オノ・ヨーコとジョン・レノンをはじめ、Sonic Youthとマイク・ケリーとクリスチャン・マークレー、クリス・バーデンとケネス・アンガー、PerfumeとKraftwerkとギルバート&ジョージ、アンディ・ウォーホ

    椹木野衣による600ページ超の評論集『後美術論』、混沌から新たな芸術批評を探る試み | CINRA
    mustelidae
    mustelidae 2015/02/19
    (高い本なので割引購入権を行使する。)
  • ホンマタカシの新作個展、写真によって都市を考察するシリーズ第2弾 | CINRA

    ホンマタカシの新作個展『都市へ / TOWARDS THE CITY - camera obscura study -』が、11月22日から東京・馬喰町のTARO NASUで開催される。 現在、東京・六木の21_21 DESIGN SIGHTで2015年2月1日まで開催中の『活動のデザイン展』に、『カメラ・オブスキュラ・スタディ ― 青山→六木、建築で建築を撮る』を出展しているホンマタカシ。『都市へ / TOWARDS THE CITY - camera obscura study -』は、同作に続き、ホンマが取り組んでいる様々な都市の考察をテーマに掲げたシリーズの第2弾となる。 同展では、東京とニューヨークを中心に、都市の一角にあるホテルや高層建築物などの一室をピンホールカメラ化し、「都市によって都市を撮影する」ことに挑んだ作品群を展示。ベルント・ベッヒャーや山中信夫といった写真家か

    ホンマタカシの新作個展、写真によって都市を考察するシリーズ第2弾 | CINRA
  • 無神論者の哲学教授VS大学生、神の存在証明をめぐる争い描く映画『神は死んだのか』 | CINRA

    映画『神は死んだのか』が、12月13日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。 同作は、2013年に刊行されたライス・ブルークスの著書『GOD'S NOT DEAD』が原案。全米各地で実際に起きた信仰に関する訴訟事件をもとに、同書のコンセプトを脚に昇華させた作品となる。 ストーリーは、信仰心の厚いクリスチャンである大学生のジョシュ・ウィートンと、無神論者の教授・ラディソンによる神の存在をめぐる論争を軸に展開。神の存在を否定する宣言書の提出を拒否したことから、哲学クラスの教授・ラディソンに「神の存在を全生徒の前で証明しろ」と迫られたジョシュが、信仰心と自身の将来の狭間で揺れながら神の存在を証明すべく奮闘する様を描く。 フリードリヒ・ニーチェ、アルベール・カミュ、ジークムント・フロイト、ノーム・チョムスキーら無神論者を信奉するラディソン教授

    無神論者の哲学教授VS大学生、神の存在証明をめぐる争い描く映画『神は死んだのか』 | CINRA
    mustelidae
    mustelidae 2014/11/06
    自分としては、こういう「いないと信じる」みたいな積極的無神論ではなくて、不可知論をとるのがさしあたり科学的な態度だろうと思っている