記事:春秋社 『〈仏教3.0〉を哲学する バージョンⅡ』(春秋社) 書籍情報はこちら 〈仏教3.0〉のひろがり 2013年秋に『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)という風変わりな題の新書版の本が出版された。この本は、長年の法友である山下良道さんと私が、一緒に得度をして僧侶になってから30年あまりの間に、お互いが日本や海外で身をもって経験してきたことを振り返りながら、仏教について話し合った対談がもとになってできあがった。 その対談の中から〈仏教3.0〉という聞きなれない奇妙な新造語が生まれてきた。「これまでの仏教」から学びつつも、「これからの仏教」を大胆に構想していこうという仏教のバージョンアップを提唱するための、一種のアジテーションの意味を込めた言葉として使われた言葉だった。 それが効を奏したのかどうか、その後まもなく、この言葉に触発された若いお坊さんたちの手によって、われわれ二人を招い
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