栗原市で農業者から持ち込まれた旧沢辺村産の自家消費米から基準値を超える放射性セシウムが検出された。 県では,自家消費米であるものの,出荷米への影響を確認するため,栗原市及びJA栗っこに対し,旧沢辺村産米の出庫停止を要請し,基準値を超過したほ場及びその周辺ほ場の米の検査を行った。その結果,基準値を超過したものは当該ほ場で生産された米のみであり,周辺ほ場への広がりは確認されなかった。 この基準値を超過したほ場は,長く休耕しており,原発事故当時雑草が繁茂していたこと,大型機械が入れず,耕深が非常に浅いため,表層近くにセシウムが多くなったことや堆肥などの投入もなされていないことから,カリウム含量が低いなど,セシウムが吸収されやすい条件にあったと考えられる。 県としては,宮城米の安全性に万全を期するため,栗原市に対し,旧沢辺村産の米について,出荷自粛を要請し,旧沢辺村の米の全量検査さらには隣接の旧