全日本柔道連盟の理事会が行われ、山下泰裕会長が理事としての在任期間が長期にわたっていることなどを理由に、今月の任期をもって会長職と理事を退任すると明らかにしました。 1984年のロサンゼルスオリンピックの男子無差別で金メダルを獲得した山下会長は、1996年から全柔連の理事となり、2017年6月に会長に就任し、現在はJOC=日本オリンピック委員会の会長も務めています。 9日、非公開で行われた理事会のあと報道陣に対応した高山健事務局長によりますと、山下会長は理事会で、全柔連の会長職と理事を退任する意向を示したということです。 その理由については競技団体が守るべき規範「スポーツ団体ガバナンスコード」で、理事が10年を超えて在任しないように求めていることを挙げたということです。 山下会長の任期は今月28日までで、その日に行われる評議員会と臨時理事会で役員の改選を行い、新たな会長が決まる予定です。