theophil21 @theophil21 有期雇用とは何か(1)例によって、実態の評価や政策のありかたではなく、そもそも有期雇用とは法的にどういうことで、どんな原則やルールがあるのか、ということを解説します。 まず、有期雇用とは、「あらかじめ雇用の期間を決めて労働契約を結ぶこと」です。 2010-10-28 13:41:58 theophil21 @theophil21 有期雇用とは何か(1)つまり、「1月1日から3月31日まで雇用する」、「明日から六か月働く」ということを合意するのが有期雇用です。これに対して、「雇用の期間をあらかじめ定めずに労働契約をむすぶ」のが、正社員に一般的な労働契約の形態で、「期間の定めなき労働契約」といいます。 2010-10-28 13:44:32 theophil21 @theophil21 有期雇用とは何か(2)期間を定めた場合には、その期間の間は原則
theophil21 @theophil21 なぜ労働者は保護されるのか(1) …そういう基本的疑問を抱いている方も多いかと思います。答えはいくつかありうるのですが、「労働契約の一方当事者である労働者には、生身の人間しかなれないから」というのが最も本質的な解答ですね。 2010-10-14 07:39:21 theophil21 @theophil21 なぜ労働者は保護されるのか(2) もともと雇用関係は契約関係です。本人同士が意識していなくても、働く側は「使用されて労働する」ことを、雇う側は「指示どうりに働いてくれたら代金として賃金を支払う」ことを、それぞれ相手に約束することで成立しています。 2010-10-14 07:41:14 theophil21 @theophil21 なぜ労働者は保護されるのか(3) 民間において(公共部門は法的枠組みが違う)は、一日だけのアルバイトでも、長期
東日本大震災の被災者(個人・法人)への法的支援や対応指針に関して、政府・公的機関・業界団体・企業等の法律関係についての情報が集積してきましたので、参考文献リストとして、可能な範囲ですが情報をまとめました。 従来は、当サイトの被災者無料法律相談ページに同趣旨の内容を記載していましたが、情報が集積してきたため、別ページとして独立させ、さらに、分量が増えてきたため2011年6月8日付けでウェブサイト情報(リンクはこちら。旧ページの「第1」「第2」)と参考文献情報(このページ:旧ページの「第3」)を別のページにまとめ直しましたので、ご利用ください(補足更新継続中・2014年2月3日現在)。 震災に伴って生じる法律問題に関する参考文献(旧ページの「第3」) 《書籍文献またはウェブサイトデータ》 <総合ないし一般> 1 関東弁護士会連合会(2011)『Q&A 災害時の法律実務ハンドブック 改訂版』新日
国民一人ひとりに番号を割り振る「社会保障・税の番号制度」(共通番号)を進めている政府・与党の実務検討会は28日、制度の要綱を決めた。税や年金、健康保険、失業手当など具体的な利用範囲を示し、災害時の活用をめざすことを盛り込んだ。 共通番号は菅直人首相が導入を表明。6月に最終的な大綱を策定し、2015年1月の利用開始に向け、早ければ今秋の臨時国会に法案を提出する。 同制度は、税務署や自治体などが別々に把握している所得や納税、社会保障サービスなどの状況を一つの番号で管理し、インターネット上の専用サイトで一覧したり電子申請したりできるようにする仕組み。制度が普及すれば、効率的なサービス提供や手続きの簡素化などにつながると見込んでいる。 要綱では、番号の利用対象として、年金、介護、雇用保険などを列挙。大綱でさらに利用範囲を拡大する。東日本大震災の発生を受け、災害時に共通番号がどう役立つかも今後
民主党は19日、2011年度以降に支給する子ども手当の財源案となっている配偶者控除への所得制限について、政府に対し、見送りを含めた慎重な対応を求める方針を固めた。 11年度税制改正について議論する作業部会の役員会で、事実上見送りを求める方向となった。11月末をめどに提出する政府への提言に盛り込む方針だ。 会合では、配偶者控除に所得制限を導入すると、所得を自ら調整する余地がある個人事業主と、そうでないサラリーマンなどとの間で不公平感が生じることに懸念が相次いだ。また、所得が少なくて控除を受けた人の手取り額が、所得が多くて控除を受けていない人の手取り額を上回る「逆転現象」が生じることを問題視する意見も出た。
いやいや何を言っているんだ自衛隊は国家の暴力装置に決まってるだろう(参照:「仙谷氏「自衛隊は暴力装置」 参院予算委で発言、撤回」(asahi.com))。国家が(ほぼ)独占的に保有する暴力こそがその強制力の保証だというのは政治学にせよ法哲学にせよ基本中の基本であり、その中心をなすのが「外向きの暴力」としての軍隊と「内向きの暴力」としての警察である。で、日本では主として歴史的経緯によりこの両者が相当明確に区別され、かつ現実的にもあまり仲が良かったり悪かったりという話があるわけだが(戦前ならゴーストップ事件が典型ね)、フランスやイタリアにある国家憲兵隊制度や、発展途上国に多い警察軍制度に示されているように暴力としての本質に違いがあるわけではなく向きを変えれば同じものであると、そう整理されることになる。 その上で、まあ法哲学的にはゆえに国家は本質的に悪であるとする立場と、しかしこの暴力抜きには社
呼ばれたので行ってきました。パネル討論会「「岡崎市中央図書館ウェブサーバ事件」から情報化社会を考える」(主催:ESD21(持続可能なモノづくり・人づくり支援協会))。会場は中京大学の八事キャンパスなので、あまり普段と代わり映えがしないな。パネリストは4名で、他はまあ図書館系と情報系の方だったので、法律系としての機能を期待されているのかなあと思ってみたり。いや実定法学者でもないので多分に不安が残るところなのですが。 でまあ述べた内容ですが、この件で図書館側・ベンダー側・警察側に問題があったというのは多くの人が言っていることだし、まあベンダーの問題点って否定できないよねえと素人ながらに思うのでそのあたりは他に任せて、逮捕されてしまった開発者の行動にも「問題」(ベストプラクティスではないという意味でのね)はなかったかという点と、警察・図書館の行動にも「問題」はあったがその背景にある事情というもの
神田 大介 @kanda_daisuke #librahack 取材してきました。面白いシンポだったのに、ツイッターではうまく情報が伝わっていないように思います。大屋さんの話、総じて言って情報ネットワーク法学会での石井さんの発言とそう変わりありませんでしたよ。 2010-10-02 18:09:30 神田 大介 @kanda_daisuke 大屋さんご自身がいずれ説明なさるだろうとは思いつつ、今日の発表について覚え書きにしておきます。まず、法律論の見地から、「因果関係」は被害者側の事情を知らず、予測できなかったとしても認定されるという話がありました。 #librahack 2010-10-02 23:20:07
郵便割引制度を悪用した偽の証明書発行事件をめぐり、押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、最高検は21日夜、大阪地検特捜部でこの事件の主任検事を務めた前田恒彦容疑者(43)を、証拠隠滅の容疑で逮捕する方針を固めた。 朝日新聞が21日朝刊で疑惑を報じたことから、最高検が捜査に乗り出していた。 朝日新聞が入手した特捜部の捜査報告書などによると、FDは昨年5月、厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)=一審・無罪判決=の元部下の上村(かみむら)勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使罪で公判中=の自宅から押収された。自称障害者団体が同制度の適用を受けるため、上村被告が2004年6月に発行したとされる偽の証明書の作成日時データなどが入っていた。 特捜部は証明書の文書の最終更新日時を「04年6月1日午前1時20分06秒」とする捜査報告書を作成。FDは押収の約2カ月後にあたる
報道機関に公開された東京拘置所の「刑場」の「前室」から見た「執行室」。その奥は「立会室」=27日午前、東京都葛飾区、代表撮影報道機関に公開された東京拘置所の「刑場」の「執行室」=27日午前、東京都葛飾区、代表撮影報道機関に公開された東京拘置所の「刑場」の「執行室」の天井部にあるロープを掛ける滑車=27日午前、東京都葛飾区、代表撮影報道機関に公開された東京拘置所の「刑場」の「教誨(きょうかい)室」=27日午前、東京都葛飾区、代表撮影 固く秘密が守られ、拘置所内でも限られた職員しか立ち入らない死刑の執行場所が報道機関に初めて公開された。千葉景子法相が「国民的議論の契機に」と打ち出して実現したものだが、死刑にかかわる職員の複雑な思いもあり、厳重な警戒の中での「限られた公開」となった。 午前8時40分ごろ、東京・小菅の東京拘置所の敷地に入ると同時に、21人の記者は携帯電話を使わないよう指示され
自衛隊各幕僚長らと意見交換をする菅直人首相(左から2人目)=19日、首相官邸、西畑志朗撮影 菅直人首相は19日、首相官邸で北沢俊美防衛相に「ちょっと昨日予習をしたら、(防衛)大臣は自衛官じゃないんですよ」と述べた。憲法66条は「大臣は文民でなければならない」と規定しており、これを知らなかったかのような発言は、シビリアンコントロール(文民統制)への理解の浅さを露呈したと批判されそうだ。 首相は、この日開いた自衛隊の折木良一統合幕僚長ら制服組首脳との意見交換会を前に、北沢氏との雑談の中でこうした発言をした。 意見交換会のあいさつでは「改めて法律を調べてみたら『総理大臣は、自衛隊の最高の指揮監督権を有する』と規定されており、そういう自覚を持って、皆さん方のご意見を拝聴し、役目を担っていきたい」と語った。これまで、そうした自覚がなかったと受け取られかねない発言だ。 意見交換会を終えた折木統
出ました。大屋雄裕「自由か幸福か、あるいは自由という幸福か」加藤秀一(編)『自由への問い8 生:生存・生き方・生命』岩波書店、2010、pp. 195-217. 最終巻ですな(編成でも刊行順でも)。 内容は個人攻撃です。というか正確には安藤馨のような統治功利主義を我々が受け入れざるをえないのか、一定の限界線がそこにあるのかという問題を考えたもので、『自由とは何か』の最後の部分でフィクションとしての個人というコンセプトに私が執着した理由がどこにあるのかをやや詳細に論じたものということになります。 でただその、「おまえの議論は神の視点である」というのが安藤氏本人にとってダメージと感じられるわけではなく(多分「そうですがなにか」で終わり)、逆に私の反論というのも(『法解釈の言語哲学』の基礎になっている)唯我論的な反実在論に依存しているので、結局ぐるりと回ってお互いの立脚点と議論の地平を確認しまし
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