つい先日ヤフーでこんな記事があったので、気になったことなどを。 news.yahoo.co.jp 記事内容は概ね頷ける。確かにアルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)の治療薬は失敗続き。特にアルツハイマー病の原因は、加齢とともに、アミロイドβ42というタンパク質が神経細胞間に集まって溜まっていき(凝集と沈着、という)、それが神経細胞にとっては毒性を発揮されてしまう。ちなみにアミロイドβ42を主成分とするタンパク質の沈着を老人斑と呼ぶ。 ja.wikipedia.org より専門的には… アミロイドβタンパク だって神経細胞もネットワークも復活しないから… ということで、アミロイドβ42(Aβ42)をターゲットに薬を考えるとすれば、方策は3つ。 1. Aβ42を作らせない(合成抑制) 2. Aβ42が出来てもそれを凝集させない(老人斑を作らせない) 3. 沈着したAβ42を分解する(老人斑
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