東京都豊島区は、基幹システムのオープン化に向けて、各業務システムが共通に利用するIT基盤を2011年1月に稼働させる。同IT基盤の構築を担当する富士通が2010年8月25日に発表した。IT基盤は、データの一元管理や連携、運用管理などの機能を提供し、既存アプリケーションの移行や運用コストの削減に寄与するとしている。 新たに構築するのは、複数の基幹業務アプリケーションが重複して持っているデータを一元管理するための仕組み。共通利用するデータの管理と、データ連携、外字の標準化および一元管理、資料作成支援、業務アプリケーションのインフラとジョブの統合運用、といった機能を提供する。 動作環境には、富士通製x86サーバー「PRIMEQUEST」と、ヴイエムウェア製仮想化ソフト「vSphere4」を採用。各機能を提供するシステムを冗長化すると同時に、「VMware HA( High Availabilit