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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (9)

  • カオス化するトランプ政権 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしてもよく晴れました。寒さも一息? さて、昨日の話のつづきとして、トランプ政権への移行チームが難題に直面していることを指摘した興味深い記事がありましたので、その要約を。 === トランプはショーマンでありマネージャーではない:カオスに気をつけよ by ドイル・マクマナス 1月20日の就任式に向かってトランプの政権移行チームからは色々な動きが報じられている。 次期大統領はわずかな数の閣僚しか指名しておらず、その何人かの候補者は今週から連邦議会の公聴会に参加しはじめている。 その合間にトランプ・タワーからは、ホワイトハウスで働くスタッフや、新たな主席補佐官となる共和党委員長のレインス・プリーバス、それにテレビのリアリティ番組の司会者であるオマロサ・マニゴールドまで、多くの人材登用のニュースが発表された。 ところがそこにはいくつかの危険信号が見えてくる。両党の実務経験者たちは

    カオス化するトランプ政権 | 地政学を英国で学んだ
    myogab
    myogab 2017/01/20
    アメリカも強固な官僚国家だしね。オバマの改革が根を張る前にその異物を根から枯らしたいという免疫反応にとってトランプは都合がよい劇薬だろうねえ。彼が用済みとなるまでは、指導者か御輿かの見分けは困難そうね
  • なぜビジネスマンは政治家に向かないのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇っておりまして、時折小雨になるような状態です。 さて、先週の放送(http://www.nicovideo.jp/watch/1456284440)でも解説しましたが、タイム紙のコラムニストがアメリカの「トランプ旋風」に対して、やや冷ややかな視点から興味深いコラムを書いておりましたので、その要約を。 ビジネスマンと政治家には求められるスキルが違うことをよく言い表した、とても優れた記事です。 === なぜビジネス界のスターはダメな政治家になるのか by ダニエル・フィンケルステイン 16-2/17 The Times 1933年2月1日のことだが、著名な新聞のコラムニストのウォルター・リップマン――彼はアメリカのエスタブリッシュメントの思慮深く健全な代弁者である――は、重要なメッセージを携えて、大統領に選ばれたばかりの人物の待つジョージア州に向かった。 その人物とは、

    なぜビジネスマンは政治家に向かないのか | 地政学を英国で学んだ
    myogab
    myogab 2016/02/29
    政治家は起業家のように、失敗したんで国民をリストラ(棄民)します! ~とはできんしねえ…いや、シリアの難民流出はそれに近いか。
  • 結局のところ、中東問題とは経済問題だ | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は午後になってから雲が多くなりましたが、風には秋の気配が強く感じられて過ごしやすかったです。 さて、前々回の生放送で簡単に紹介した記事の要約です。「中東問題の質は経済にあり」とするものです。 === 中東の当の危機は「経済」にあり By マイケル・シン ●オバマ大統領は最近、イラクの危機を経済的なものであり、同国のスンニ派が「グローバルな経済から切り離されて」おり、彼らの望みを達成できないために不満を感じていると分析して話題になった。 ●もちろんイラクの混乱の原因はいくつもあるのだが、オバマ氏の分析は決して的外れというわけではない。そしてそれは単にスンニ派だけの問題ではなく、中東全域がグローバル経済から切り離されているところに当の原因があるのだ。 ●たとえばこの地域は世界の輸出量のたった4%しか占めておらず、しかもその割合は1983年頃よりも落ちている。ドイツはたった一

    結局のところ、中東問題とは経済問題だ | 地政学を英国で学んだ
    myogab
    myogab 2014/09/05
    巨視的にはそうであっても、短期的には西欧資本の流入や民主主義のプロパガンダが格差の存在を顕在化させてるんだからねえ。手法が原因となっていた。ネット時代、嘗てのバリア張り直すのは不可能なんだけど。
  • ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ

    今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

    ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ
    myogab
    myogab 2014/08/29
    国と認めて責任背負わせた方がいろいろ早いようにも思うんだよね…。それでは敗北を意味しちゃうのかもしれないけど。
  • ネオコンの言い訳:ケーガンの「戦争せよ米国」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は午後に入ってから曇りました。連日の蒸し暑さは少しだけやわらいだ気が。 さて、久々にネオコンのケーガンが面白いことを書いていたのでその記事の要約です。 彼はブルッキングス研究所に移って、いよいよ民主党政権にもアドバイスをしようということなんでしょうか。 ただし「前科」があるので、あまり説得力はないようにも感じますが・・・ === アメリカに必要なのは、戦力を使うべきかどうかではなく、いつ使えばいいかという議論だ By ロバート・ケーガン ●イラク戦争というのは、何人かの知識人たちが示しているように、ここ数十年間のアメリカにとって最悪の戦略の失敗であったのだろうか?簡単にいえば、答えは「ノー」である ●むしろ失敗したのは、2001年の9月11日のアメリカ土に対するアルカイダとオサマ・ビン・ラディンの攻撃を防げなかった人々のほうだ。この攻撃によって3000人近いアメリカ人が死ん

    ネオコンの言い訳:ケーガンの「戦争せよ米国」 | 地政学を英国で学んだ
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    myogab 2014/07/19
    四年に一度のオリンピックとアメリカの戦争。
  • ロシアが感じる「恐怖感」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。これからどんどん気温が上がるようで、ようやく春が。 さて、ウクライナ情勢を考える上で参考になりそうな文章が、拙訳の『自滅する中国』の中にありましたので、その部分を抜書きしておきます。 ぜひ参考にしてください。 === 『自滅する中国』第三章より ●ロシアも他国の動機をロシア人にしかわからない考え方で常に理解しようとしている。 ●この典型的な例は、NATO(北太平洋条約機構)が冷戦後になってから、五つの元共産主義国家と旧ソ連のバルト三国の参加を認めることによって勢力を拡大した時のことだ。 ●アメリカにとってのNATO拡大は、これらの新しいが不安定な民主制国家を、最も迅速かつ安価に安定化するものであった。なぜならEUへの加盟手続きは、非常に時間のかかるものだったからだ。 ●このためアメリカは「ロシア自身もこのやり方に参加し、そこから利益を得ることができるはずだ」

    ロシアが感じる「恐怖感」 | 地政学を英国で学んだ
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    myogab 2014/03/16
    他国への疑念はどの国も持っているだろうし、程度問題がいまいちピンと来ないかな。
  • ウクライナ国内の「世界観」の分裂 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨が降っております。雪じゃないのがせめてもの救いですが、けっこう寒いですよね。 さて、ウクライナ情勢についてまた興味深い記事の要約を。 これを書いたのはドイツの記者なんですが、ウクライナ内の意識面での分裂状態を指摘していて、個人的には今回色々と読んできたウクライナネタの中では一番おもしろかったです。 === ウクライナの衝突する世界 by ヨッヘン・ビットナー ●先週ウクライナ東部を取材して回ったが、私は単純だが見落とされがちな事実に気付かされた。それは、今回の危機ではクリミア半島をめぐるもの以上のことが争われているということだ。 ●それは、同じ国に住んでいるにもかかわらず全く別々の世界に住んでいる、パヴェルとオスタップの若い二人の男たちの戦いでもあるということだ。 ●私はクリミア自治共和国の首都であるシンフェロポリに住むパヴェルに会ったが、彼はロシアの軍服を着ており

    ウクライナ国内の「世界観」の分裂 | 地政学を英国で学んだ
    myogab
    myogab 2014/03/05
    談合体制の構築…コネを投資の正当な見返りだとする意見は日本でもあったよねえ。
  • なぜ日本に「保守派」は少ないのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からよく晴れております。寒さもやわらいで春らしくなってきましたねぇ。 さて、先頃日に取材にきた人間が、日米の保守主義について分析した論説記事がありましたのでその要約を。 === 日の保守派? by ジェフ・ジェイコビー ●自民党が政権に復活した時の西側のメディアで報じられたのは「経済不安にかられた保守派が地滑り的勝利をもたらした」というものであった。 ●たしかに2009年の日国民は、長年支配してきた自民党(実際の名前よりもはるかに保守的な党だが)ではなく、その代わりに左の連立政権に運命を託したのだが、今はこれが完全に保守派の前首相である安倍晋三に取って代わられることになったのだ。 ●では日にもティーパーティー(茶会党)運動がやってきたのだろうか? ●アメリカ側の識者にとっては、安倍首相の地滑り的勝利は二年前のアメリカの下院で起こった60年ぶりの共和党の大勝利と重な

    myogab
    myogab 2013/03/05
    日本で保守を自称してる連中が、悉く革新右翼みたいな連中だから、穏健な郷土愛をもって保守を自称するのはなかなか無理がある。
  • 「行列で待つこと」についての心理学 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は相変わらず昼間が真夏日です。洗濯物には最高かと。 さて、久しぶりに記事の要約です。今回は心理学に関するものですが、これはビジネスなどにかなり応用が効くものかと。 たとえば以下に出てくる鏡の例などは、ビジネスマンや経営者向けのセミナーなどではよく使われる例ですね。私も自分の新刊に似たような例を書きました。 これも「手先」や「技術」による絶対的な数値の改善ではなく、あくまでも人間の心理をうまく使ったシステム的な「抽象度の高い解決法」ということでヒントになるものです。 === なぜ「行列で待つ」のは拷問なのか by アレックス・ストーン ●数年前のことだが、ヒューストン空港の幹部が、利用者からの多くのクレームに直面して困ったことがある。 ●それは、「飛行機からの荷物を受け取るテーブルのところでやたらと待たされる」という利用客からの不満だった。 ●これに対応するために、この幹部たち

    「行列で待つこと」についての心理学 | 地政学を英国で学んだ
    myogab
    myogab 2012/09/12
    電話は2コールで取れ!とか、待ち受けメロディを楽しめるものにするとか、レジの前に商品を並べるのも買わせる為よりも、商品購入の迷いによって待ち時間感覚の軽減にもなる。待てない人は、シングルタスク傾向。
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