旧日本軍に3万人の戦死者を出したインパール作戦から今年で70年。敗走する日本兵が通ったミャンマー西部チン州で、約40年ぶりとなる本格的な遺骨収集が始まりそうだ。民主化が進むなかで昨年1月、外国人の立ち入り規制が緩和。民間団体が収集に向けた調査に乗り出した。 車がやっとすれ違える細い道が、険しい崖の上を曲がりくねって続く。ミャンマー西部カレーミョからチン州北部、インド東部のインパールへと続く道は、日本兵が進み、撤退したルートの一つだ。 たくさんの兵士が命を落とした退路は「白骨街道」と呼ばれた。今も舗装されていない道路は、雨期の雨でぬかるんでいた。沿道は当時のように密林に覆われ、少数民族の村々がまばらにある。 少数民族のゾミ族が住むトゥイキアン村で日本兵のものとみられる遺骨が見つかったのは、今年4月。日本兵の墓と伝わる沢沿いの木の下にあるくぼみを掘ったら骨が出てきたという。 くぼみの近くには当
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