近年、日本においても、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど、セクシュアル・マイノリティの存在が知られ、多様なセクシュアリティのあり方が社会に受容されつつあります。その一方で、同性婚や同性パートナーシップ制度など同性カップルに対する社会保障はなく、実際にセクシュアル・マイノリティとして生きている・生きていこうとしている人々の選択の幅は、限定されています。 本シンポジウムでは、2006年から2007年にかけて、主としてカップルで生活しているセクシュアル・マイノリティに対して行った、聞き取り調査の分析結果を報告します。実証的な研究をもとに、同性カップル等の置かれた状況を把握するとともに、同性同士で生活している人々が直面している問題を解決するための足がかりを考える場にしたいと思っています。 日時:2007年12月15日(土)13:00~17:00 場所:お茶の水女子大学 理学