今、なぜ、カッパ? アニメ・小説・自然教育に登場 2007年07月24日11時38分 アニメに小説に自然教育に、カッパが脚光を浴びている。頭に皿をのせた姿や、ちょっと間抜けな人間くささは変わらないが、21世紀のカッパブームでは、カッパという存在そのものが、環境問題や低成長時代の生き方について問いかける。24日は芥川龍之介の命日である河童(かっぱ)忌。カッパの声に耳をすませば……。 「河童のクゥと夏休み」から 東京タワーを背景にしたカッパ=『カッパでもどうにかやっている』から 28日公開のアニメ映画「河童のクゥと夏休み」(木暮正夫原作)は「クレヨンしんちゃん」シリーズの原恵一監督。石の中に数百年閉じこめられていたカッパの子どもが、拾われた現代の家庭でよみがえり、変わってしまった村の姿に驚くところから始まる。 原監督は「カッパがビルの立ち並ぶ町に現れて感じる違和感は、カッパが暮らせない環境とは