上伊那8市町村が発行する住民基本台帳カードに図書館カード機能が加わるサービスが1日から始まり、伊那市は市立伊那図書館で開始式を開いた。住基カードの普及と市民の利便性向上を目的とした県内で初めての事業。住基カード1枚で、飯島町を除く上伊那7市町村の図書館17館が収蔵する約100万冊が借りられるようになった。 これまで上伊那の市町村立図書館で本を借りるにはそれぞれの図書館カードが必要だった。今後は住基カード1枚で済む。飯島町は住基カードに同町立図書館カードのバーコードを張って対応し、5年後に同サービスに参入する。 希望者は住基カードの交付を受け、各図書館で登録をする。すでに住基カードを持っている人も自分が住む市町村役場と図書館での申請が必要。辰野、箕輪、南箕輪、宮田では住基カードがあれば図書館だけで申し込める。手数料は中川村を除くと無料。 事業費はシステムの更新や機械整備などで約3600