今は小さなクルマに代替えするユーザーが増えているが、コンパクトなミニバンは意外に車種数が少ない。排気量が1.5リッター前後のエンジンを搭載するのは、ターボを備えたホンダ「ステップワゴン」を除くと、トヨタ「シエンタ」、ホンダ「フリード」、日産「NV200バネットワゴン16X-3R」のみだ(OEM車を除く)。 この品揃えを考えると、2015年7月9日に実施された『シエンタ』のフルモデルチェンジは注目されるだろう。1.5リッターエンジンを搭載する5ナンバーサイズのコンパクトなミニバンで、新型ではハイブリッドも設定した。 詳細は発表日に掲載した「トヨタシエンタ徹底解説」をご覧いただくとして、ここでは旧型との比較を行いたい。 今回、「シエンタ」も分かりやすい進化度数の基準として採点表を設定し、劇的な変化から、これまで「何となく変わったかも」程度だった違いまで、進化の度合いを徹底的に比べ、採点していく