久しぶりに、耳鼻科医らしい話題、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)について、記事にします。 滲出性中耳炎、この中耳炎は2歳から7歳ぐらいまでの子供には、すごく多いです。正確な数字は手元にありませんが、3歳児健診、幼稚園や保育園の健診では数パーセント程度の子供が引っかかるんじゃないでしょうか。 滲出性中耳炎が発見される契機としては、健診がおそらく最も多く、それについで、急性中耳炎から引き続いてなるケースとが多いと思われます、一方、親や先生が、子供の聞こえの悪いことに気付いて、受診させるケースは案外少ないんじゃないかと思います。滲出性中耳炎の症状は難聴や耳閉感などですが、小さい子の場合は自分で聞こえにくいこと自覚できないことも多く、仮に自覚しても、あまり自分からは訴えません。また難聴といっても比較的軽度ですので、周囲の大人が気付くことも意外と少ないようです。したがって小児の滲出性中耳炎
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