大型の国産ロケット「H2B」2号機が22日午後、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。搭載していた無人輸送機「HTV(愛称・こうのとり)」2号機の分離に成功すると、見守っていた関係者から一斉に大きな拍手と歓声が巻き起こった。前日までの悪天候が嘘のように、種子島の空は青く晴れ渡った。打ち上げ予定時刻の午後2時37分、2本の主力エンジンと4本の固体補助ロケットに点火。まばゆい光を放ちな
宇宙航空研究開発機構は22日午後2時37分、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「こうのとり」(HTV)2号機を、大型ロケット「H2B」で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。HTVは約15分後、ロケットから分離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。HTVは順調にいけば、27日夜にISSへ到達する。
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり」(HTV)2号機を載せた大型国産ロケットH2Bの2号機が22日午後2時37分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後、HTVを高度約300キロで正常に分離し、軌道投入に成功した。H2BとHTVの打ち上げ成功は2009年9月に続き2回目。 HTVは、国際約束で分担しているISSへの補給義務を果たすために新たに開発された。H2Bから分離後、地球を回りながら5日ほどかけて少しずつ高度を上げてISSに接近し、ドッキングする計画だ。直径約4・4メートル、長さ約10メートルの円筒形で、荷物を含めた総重量は約16トン。宇宙飛行士の食料や飲料水、衣類やシャンプーなどの日用品、日本の実験棟「きぼう」の実験機器などを積み込んでいる。機体の製造費は約150億円。 H2Bは、重量の大きいHTVを載せるため、H2Aのメーンエン
宇宙航空研究開発機構は22日午後2時37分、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「こうのとり」(HTV)2号機を、大型ロケット「H2B」で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。HTVは約15分後、ロケットから分離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。HTVは順調にいけば、27日夜にISSへ到達する。
クリックして拡大する移動式発射台に載せられ、大型ロケット組立棟から打ち上げ地点へ向かう国産最強型ロケット「H2B」2号機=21日、鹿児島県のJAXA種子島宇宙センター 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける無人補給機「こうのとり(HTV)」2号機を載せた国産最強型ロケット「H2B」2号機が22日午後2時37分57秒、鹿児島県の宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターから打ち上げられた。こうのとりは午後2時50分すぎ、H2Bロケットから分離され、予定軌道に投入された。打ち上げは成功した。28日のドッキングに向けて高度約350キロのISSを目指す。 H2Bの打ち上げ費は約150億円、こうのとりの機体製造費は約140億円。打ち上げ後、茨城県のJAXA筑波宇宙センターにある管制室はこうのとりの運用を本格化した。 H2Bは国産主力ロケット「H2A」の増強型で、技術的共通点が多いH2A
こうのとり 切り離しに成功 1月22日 14時56分 国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の宇宙輸送船、「こうのとり」を載せたH2Bロケットが、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、午後2時53分ごろ、「こうのとり」を予定の軌道で切り離し、打ち上げは成功しました。 H2Bロケットは、打ち上げ5秒前にメインエンジン2つに点火されたあと、午後2時37分57秒に、補助ロケット4本にも点火され、ごう音とともに発射台を離れました。ロケットは、補助ロケットや1段目を次々に切り離して上昇を続け、打ち上げから15分余りあとの午後2時53分ごろ、高度287キロ付近で「こうのとり」を切り離し、打ち上げは成功しました。「こうのとり」は、地上350キロの軌道を回る国際宇宙ステーションに物資を運ぶため、日本が開発した無人の輸送船で、おととし秋に続き今回が2回目の打ち上げです。実験装置のほか、宇宙飛行士の飲み
宇宙航空研究開発機構は20日、国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「こうのとり」(HTV)2号機を22日午後2時37分、大型ロケット「H2B」2号機で種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げると発表した。 同機構によると、22日午後の同センター付近の天気予報は晴れ。延期の原因となる、氷の粒を含む雲は発生しないとみられる。こうのとりの打ち上げは当初予定から2日間延期されたが、打ち上げからISSへ到達するまでの日数を7日間から5日間に短縮するため、飛行計画自体は当初計画通りとなる。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)/H-IIBロケット2号機(H-IIB・F2)の打上げを平成23年 1月20日(木) 15時29分19秒(日本標準時)と決定いたしましたのでお知らせいたします。
宇宙航空研究開発機構は20日、国際宇宙ステーションに物資を届ける日本の無人補給機「HTV(愛称こうのとり)」2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)からH2Bロケットで打ち上げる。打ち上げは午後3時29分の予定。 宇宙機構によると、今回はステーションに滞在する宇宙飛行士の食料や生活用品、日本実験棟「きぼう」で使う機器などのほか、種子島宇宙センターの水道水を精製、殺菌した飲料水約80キロを搭載。輸送物資は計約5・3トンになる。 こうのとりは打ち上げ後、少しずつステーションに接近。27〜28日に、ステーション滞在中の宇宙飛行士がロボットアームを操作して接続する。物資を降ろした空きスペースに廃棄物を積んで3月末までには離脱、大気圏に突入して大部分が燃え尽きる計画だ。こうのとりは全長約10メートル、直径約4・4メートルの円筒形。
報道陣に公開されたH2Bロケットの2号機=4日午後、愛知県飛島村、恵原弘太郎撮影報道陣に公開されたH2Bロケットの2号機=4日午後、愛知県飛島村、恵原弘太郎撮影 来年初めに打ち上げ予定の国産ロケット「H2B」2号機の機体が4日、三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)で報道陣に公開された。食料や衣料品などを国際宇宙ステーションに届ける補給機「HTV2」を軌道に乗せるためのロケットだ。 機体は全長約57メートルだが、燃料とエンジンなどを積む部分約40メートルが公開された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の委託で作られ、1号機と比べ、余分な耐熱処理を減らして軽量化した。機体は8日、鹿児島県の種子島宇宙センターに向け、船で運び出される予定だ。(田嶋慶彦)
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