ミツバチの減少が世界的な問題となっている。農薬が原因、とも環境ホルモン悪玉説もあるが、一つだけ確かなことはミツバチが絶滅の危機に瀕することで果物、野菜などの受粉がうまく行かず今後農業に大きな被害をもたらす可能性がある、ということだ。 こうした事態に備えるため、現在米国で進められているのがヘリ型のドローンにより花粉を散布する、という方法だ。果実の受粉には人手を用いてひとつずつ行う、という方法もあるが非常に手間と時間がかかる。これをドローンにより一気に解決させよう、という方法だ。 今年5月、ニューヨーク州シラキュースにあるリンゴ農園が世界初のリンゴ果実のドローンによる受粉に成功した、と発表した。この農園、ビーク・アンド・スキッフリンゴ果樹園では農業用ドローンの新興企業、ドロップコプター社のドローンを用い、果樹園の一部にドローンでの花粉散布による受粉を行った。 ドロップコプターはサンフランシスコ