2009年12月11日、東京・早稲田大学で、日本代表監督の岡田武史氏が講演を行った。 岡田氏の講演は、ICC(早稲田大学国際コミュニティセンター)開設3周年記念「働く杯」のプログラムとして行われたもの。講演の前には、総勢35名の学生が7チームに分かれ製作した、世界の仕事価値観のビデオ・リサーチが放映された。岡田氏は講演後に行われた表彰式にも参加。優秀賞“ワールドカップ”を受賞した学生チームに、表彰状と記念品の授与を行った。 岡田氏の講演要旨は以下の通り。 ◆結果を出しても違和感が残った 自分は、ロジック(論理)を使って選手を指導します。例えば、相手のカウンターアタックに対し、自軍の選手がどのように動くべきかを指導すれば、失点が減り、勝つ可能性が上がります。攻撃面に関しても、相手の守備はまず中央を固めるので、サイドにボールを出すように指示を出します。そうすると得点が増えるので、やはり勝つ可能