ソフトを開発しようと思った動機、背景 芸術家M.C.エッシャーの「円の極限(Circle Limit)」は私の好きな作品の一つです。この絵のように無数の鏡像を表示して、それが万華鏡みたいに動かせたらきれいだろうな、と思ったのがきっかけです。開発中に苦労した点 作りはじめたときは、エッシャーの絵が双曲幾何という難解な数学理論にもとづいて作成されたものとは思いもしませんでした。私は数学は素人でしたので、図書館やネットで文献を読みあさりました。しかし、それでも頂点座標の計算方法が理解できなかったので、双曲幾何の専門家の方を訪ねて教えを乞うたり、アメリカの某大学の数学の先生にメールを出して問い合わせたりもしました。 円周方向に行くにしたがって徐々に小さくなる鏡像を自然に表示するために、各々の鏡像をさらにポリゴンで細分化しています。そのため、総ポリゴン数は前作「万華球スクリーンセーバー」の約10倍、