ボンジュール、皆さんいかがお過ごしですか? さて、最近の学生の就職希望先は“安定志向”が目立ち、長く勤められる会社とやらを志望基準に上げていることが多いのに驚く。彼らは大抵、他にも引手あまただが厚遇されるので結果的に長期間そこで働く、というより、いったん入社したらクビにしない会社なので長く働ける、という状態を目指していることが多い。 そういう会社に長らくいると自分自身の流動性がなくなり、就職マーケットでディスカウントされるのをわかっていないのは残念だ。金融市場の株式と同じで労働市場で流動性がなくなることは自分自身のバリュエーションが低くなる主要要因の一つであり、適切なリスクヘッジは固定化したポジションに居座ることではなく自分の流動性を高めることである。 長期間の同一会社での勤務に関して言うと、その会社での適性があり他の人よりありがたがられ、会社側からプレミアムを払ってもらえる、という状態こ