気象庁は21日、8日の緊急地震速報の誤報について、海底地震計からのデータを受信する陸上中継局(静岡県御前崎市)内の受信装置とデータ処理装置の処理方法の不具合が原因だったと発表した。 【緊急地震速報は大丈夫?】質問! テレビの音ってなぜ遅れるの? 問題となった海底地震計のデータは、東南海地震に備えて2008年7月に5カ所に設置したうちの1基。09年8月からデータを緊急地震速報に利用し始めた。 同庁は対処方針として、受信装置を交換。さらにデータ処理装置のソフトウエア改修を約1カ月かけて実施する。改修終了まで、5基全てのデータの緊急地震速報への利用を停止する。このため、海底地震計周辺を震源とする地震で緊急地震速報の発表が2〜12秒程度遅れる場合があるという。