2011年3月11日午後2時46分ごろ、宮城県沖を震源とする「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」が起こり、日本にとってこれまでに経験したことのない危機に直面した。 自然災害とテロという違いはあるが、米国が未曾有の危機に直面した「9.11」と奇しくも同じ11日だった。 日本でも「3.11」は胸に深く刻まれ、忘れることはできないだろう。しかし、人は生きていく。必ず立ち上がり、上を向き、一層たくましく、さらなる知恵を携えながら。そう信じている。 今こそITと人の英知を結集し、3.11を境に何をどうしていけば一段の進化を遂げられるのか、読者のみなさんと一緒に考えていきたい。